寂しかった ページ4
「チッ、居ねえか。」
逃げやがった女を探すべく、海軍本部近くの街まで来てみたが、人が多いだけで見つからねえ。あんまり長居すると危ねえし、今回は諦めるか……
「キャプテーン！」
「っ、馬鹿か。大きい声を出すと海軍にバレる。で、なんの用だ」
「あ、ごめんキャプテン！えっとね、見つけた！Aちゃん！」
……この際声がデカイのはもう気にしないことにするか。
「……その引っ付いてるやつか？」
「うん！なんかね、嫌なことがあったみたい」
「嫌な事か……」
とりあえずそのまま船の近くに戻りベポから引き剥がして話し掛ける。……相当疲労が溜まってんな。何したんだコイツ。
「……おい。」
「……なんですかまたですか。今日はそういう日なんだ。結局最後にはみんなイチャコラしてわたしを置いていくんだ。イッカクさんはまだ登場しないんですかね」
訳の分からない事を言いながら、ゆらりと瞳が揺れた。この前の時のような威勢は無く、ただ俯くだけだった。
「イッカクがなんだ。あと、相当疲労が溜まってるようだが今まで何してた。」
「ええと、職務全うしてました。海賊捕まえて、インペルダウンに送って。君も海賊だから捕まえないとだけどベポがダメって言うからできない」
明らかにおかしい。口調もそうだが、何かに怯えてるような気がする。そもそもこいつが真面目に職務を全うしようとするとは思えねえ。前の言葉から察するに、女に振られでもしたのか？
「なんかね、みんな女の子連れてひとりぼっちなんだって！」
「……はぁ」
あ？つまりこいつは一人が寂しくて気を紛らわす為に海賊狩りしてた訳か。分からねぇな。
(安心しろ。おれは女は作らねえ。お前は1人じゃない。)
(そう言ってレディと何処かに行かないで下さいね！信じますよ！！)
(でもキャプテンこの前次会ったら解剖するって言ってなかったー？？)
(……気を楽にしろ。)
(待てや。)
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もっち(プロフ) - この作品は神作に違いない！！ (2020年4月18日 21時) (
レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
燈崋 - 作者様の小説すっごく面白いので、自信持ってこれからも頑張ってください! (2020年4月11日 7時) (レス) id: a6841af2ef (このIDを非表示/違反報告)
お魚煮干し(プロフ) - 作者様》（作者様もヒナさんも私が貰いましょう） (2020年1月5日 9時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
みかるぱー(プロフ) - お魚煮干しさん» えへへありがとうございますーっ！更新頑張ります！（ヒナさん渡しません代わりに私が嫁に行きましょうか）（いらない） (2020年1月4日 23時) (レス) id: 9017d6bc5a (このIDを非表示/違反報告)
お魚煮干し(プロフ) - 続編おめでとうございます！( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆これからも更新楽しみにしてます！（ヒナさん俺の嫁） (2020年1月4日 16時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかるぱー x他1人 | 作成日時：2020年1月3日 9時
