【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

☆ ページ17

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チュン、チュンなんて雀の声はこの高層マンションで聞こえない。
なぜなら高層マンションだから。
そう、高層マンション。

……は、ら、た、つ！

待って、なんか頭が痛いんだけど……
な、何これ。
頭痛はよくある事だけど、いつもの痛みと違う……


「目ェ覚めたか」

「……うっす、高杉パイセン。頭が割れるように痛てぇのはなんでですかね？」

「そりゃあ、あれだ。俺が間違えて酒を飲ませたからだ」

「………………コメントが思い浮かびませんね」

「悪かったな」

「いや、別に怒ってないっす。怒ってないですけど今日は学校休んでいいすか？ついでに今日も泊まっていいっすか？もう動きたくない」

「お、おう。構わねぇよ。休んどけ」


軽く引き気味になってんじゃねぇ。
お前のせいだお前の。

おえー、気持ちも悪。


「…家を荒らしたりしないんで、どうぞ学校に行ってらっしゃってください」


私は寝ます。
疲れました。


「俺もサボらァ」

「そっすか……それはいいんすけど、なんで布団に入って来やがるんだ」


さすがにヤバタニエンじゃない！？
私に訴えられても文句言えないレベルじゃない！？


「うるせぇ」

「先輩、酔ってません？まさか私が寝た後も徹夜で酒盛りしてたんじゃないでしょうね」

「あぁ？だったらなんだ。襲ったろか」


ダメだ、キャラ迷子になるくらいには酔ってやがる｡


「……はぁ、もういいです……おい、抱きついてくんな」

「んんん〜……」

「クッソ、美形で甘えてくんなや。絆されたらどうしてくれるんだ」


あ、高杉先輩寝た。
……黙っていれば、まあ、うん。

先輩暖かいし、このまま湯たんぽにして寝てしまえ｡

おやすみなさ〜い

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