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「……疲れました」

「それな。もう明日にしようぜ〜」

「明日は明日でやる事があんだよ。わかってんのか銀時ィ」

「高杉の言う通りだ。俺達は文化祭が終わるまで片時も気が抜けないんだぜ?」


時計を見る。四時過ぎくらい。
ちょうど、放課後に当たる時間帯だ。


「晋助さん。息抜きに付き合ってくれません?」

「あァ、構わねぇよ」


ふわっと微笑む晋助さん。
くっそ、イケメン強し。
普通にときめいたわ。
赤くなった顔を誤魔化すように立ち上がった。
晋助さんも苦笑して生徒会を出る。


「んで、どこ行くんだ?食堂か?」

「いいえ?屋上ですね」

「……それ、息抜きじゃなくて」

「はい、面倒事の芽を摘み取るだけですよ?」


ポッケから二枚の紙を取り出す。
それは、私宛のラブレター。


「晋助さんは、ここに書かれてる伝えたい事が気になりませんか?」

「やっぱり危ねぇだろ」

「大丈夫ですよ」


廊下の窓から赤い光が差し込んでいる。
きっと外は綺麗な夕焼け。


「何かあったら、守ってくれますもんね?」


晋助さんは驚いたように目を見開くと、ふいとその目を逸らした。
そして会長がやるように頭をガシガシと掻いて笑う。


「かなわねーな」


差し出された手を、私はにっこりと笑ってとる。

二人並んで歩く廊下は、夕日に当てられ血のように赤かった。

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黒川紫光(プロフ) - キュンキュンしてます!これからも頑張って!続き楽しみにしてます! (2019年12月26日 2時) (レス) id: de2b78e93f (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - 七重さん» ありがとうございます!励みになります……これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年12月18日 18時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
七重 - とってもこの作品面白いです!作品作り頑張ってください! (2019年12月18日 16時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田レイア | 作成日時:2019年12月11日 20時

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