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「高杉先輩！」
ハッと思わず目を見開くと、そこにはAと土方が居て。
そういえば土方に合鍵を渡していたことを思い出す｡
「どうしたんだよ、高杉。ずっとボーッとしてて……大丈夫か？」
「……平気だ。疲れてたんじゃねーの？」
土方には呆れられながら自分の事だろうがとお小言を言われる始末。
まあ、仕方ねぇ。
……というか、俺はなんで呆っとしていたのだろう？何が大事な事を考えていた気がするし……そうでも無い気がする。
「……で、なんでテメーらが家に居るんだ？何か用か？」
「ああ、こいつ」
「あ？」
こいつ、とはAの事、だろう。
文脈からして。
で、Aなどうかしたのか。
当の本人はずっとカーペットとにらめっこしているが。
「伝えたい事があるんだと」
「伝えたい事？」
思わずオウムのように同じ言葉を返す。
どういうことだと土方を見ても、こいつに聞けと目で返される。
Aはまだ動かない。
だが、やがて錆びたカラクリのように首を上げると
「高杉先輩好きです！匿って下さい！あ、間違えた。雇って下さい！あれ？これも違う」
「……は？」
「A！違うだろ。『高杉先輩大好きです。付き合って下さい』だろ」
「おい土方聞こえてる」
「高杉先輩大好きです！付き合って下さい！」
「俺はどうすればいいんだ？素直に喜んでいいのか？だって匿ってだの雇ってくれだの確実に下心あるじゃねぇか」
「それは違ぇ。こいつはあれだ。お前の事が好きだったから俺の所に来たんだぞ。でも俺が高杉んとこ行けって入れ知恵した」
「土方先輩！それは言わないお約束！」
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黒川紫光(プロフ) - キュンキュンしてます！これからも頑張って！続き楽しみにしてます！ (2019年12月26日 2時) (
レス) id: de2b78e93f (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - 七重さん» ありがとうございます！励みになります……これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年12月18日 18時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
七重 - とってもこの作品面白いです！作品作り頑張ってください！ (2019年12月18日 16時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田レイア | 作成日時：2019年12月11日 20時
