【銀魂】ラブコメとは言わせない【高杉晋助】

☆ ページ22

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「どうしててめぇはそうも口が悪ぃんだ」

「先輩も随分ですよ」

「俺はそんなに死ね死ね言わねぇ」

「確かに先輩は口調よりも性格が悪いですね」

「お前、死にてぇのか？」

「あ、ほら、今！言ってるじゃないっすか！」


取り留めのない会話が続く。
誰かとこんなにも喋ったのは久し振りで。
最後に喋ったのは……
公開破局の時だわ〜。
約三日前？

おい、今私に同情したそこのお前。
いいか？よく聞けよ？
私は望んで孤独を生きているだけであって、断じてボッチでは無い！
ボッチでは無い！！


「そう言えば、先輩って勉強出来るんで？」

「まぁ、平均以上には」

「あ、じゃあ、数学教えて貰えません？私､苦手で」

「国語意外なら構わねぇよ」


へー、先輩って理数系なんだ。
確かに国語ってか、コミュニケーション能力低そう｡
……まぁ、私も愛想とか無いけど。

鞄からノートと問題集を出す。

数学Bという、私の最も嫌いな言葉ベスト10に入る文字の印刷された問題集をペラペラと捲り。


「これ、これ教えてください」

「ああ、関数か。苦手なヤツ多いよなぁ」


問題を読む為に横に座った先輩。
何これ、すっげぇいい匂い。
え？女子？
香水とかつけてるんすか？


「この問題の解き方がわからねぇんだよな？」

「……女子力高いイケメン死ね……」

「それが教えを乞うやつの態度か、あぁ？」

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