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「終わった〜!」
「お疲れさん」
「いえいえ。手伝ってくだすった先輩のお陰です」
しゃがみ疲れた足と腰を解しつつ、お礼を言えば。
不思議そうなイケメン先輩。
「よく俺が先輩だとわかったなぁ」
「一年生では絶対無いでしょう?同級生の中にも見た事ないし」
「なるほど」
ふ、と微笑むイケメン先輩。
ちくしょう、なんで女の私より綺麗なんだ。
羨ましい過ぎるだろ。純粋に。
別に恋にも愛にも興味はありませんが。
普通に悔しいでしょう!
女が男に美しさで負けたら!
「下校時刻過ぎちまったか……まぁ、いい。帰るぞ」
驚いて腕時計を見てみると、うわーお。
下校時刻を大幅に二十分も過ぎ。
現在時刻は七時二十分!
先生に見つかったら反省文だろう。
そんなめんどくせー事御免こうむる。
「は、早く帰りましょう。先輩」
「そうだなぁ、A」
慌てて帰り支度をしていたピタリと手が止まる。
……私は彼に名前を教えただろうか?
いいや、教えてない。絶対に。
なのに、何故。
「……先輩、あの、どうして、私の名前を?」
それには答えず綺麗なお顔で綺麗な笑みをニコリと零すと。
早く帰るぞ、と私を急かす。
急がなければいけないのは、まぁ事実。
なので、ノートと教科書をバックの中に入れながら。
この人は本当にただのイケメン好青年か?
私は大丈夫なのか?
と、顔を青く染めていった。
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ASUKA - 沖レイさん、頑張れぇぇぇええ!!!!!私もテストなんです、一緒にがんばりましょー! (2019年9月28日 23時) (レス) id: 2aeb894d27 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 沖レイさん、テスト頑張って下さい!私の気力、全部差し上げます!!私、みえました。沖レイさんにむかって推しが応援している姿が!! (2019年9月20日 23時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
トオ - とっっっても面白いです!!頑張ってください! (2019年8月28日 6時) (レス) id: c0c29da7c2 (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - Nightさん» 圧倒的ハピエン……ありがとうございます!参考になります! (2019年8月23日 21時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - のあさん» 死ネタは泣きますよね!コメントありがとうございます (2019年8月23日 21時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田レイア | 作成日時:2019年7月15日 18時