イケメン度31% ページ34
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「まだまだ話したいけど、Aちゃん戻ってきちゃったしね。」
いつのまにかいた後ろにいたAに肩を震わせる。
「いつからいた?」
その言葉に少し悩んだような素振りをして口を開く。
『それが聞けて良かったあたりかな?』
よかった。大事なところは聞かれてない。
優斗君が隣でいくじなしと口パクで言っているが、気づいていないふりをする。
家族の時間を邪魔しちゃ悪いと思い席をたつ。
「さっきの続きはまた今度ね。」
いたずらっ子のような笑みを浮かべて言う優斗君にうんと返事をする。
隣にいるAは頭にはてなを浮かべている。
二人に玄関まで見送られ真川家を出た。
家に着いてゴロゴロしていると携帯がぶぶっと震えた。
携帯を開いてメールを確認する。
優斗“恋愛相談いつでも受付中!
貴方の恋のキューピッドになります。
代金は孝支君限定で無料!!”
なんて茶目っ気のあるメールだったから思わず笑ってしまう。
ぜひ使わせてもらおう。
ーーーーーーーーーーーー
優斗君はしばらくこっちにいるらしい。
変な時期だなとは思うが有給をたんまり貰ったからとのこと。
それとAの誕生日と重なっている。
去年は無難なタオルを渡したが今年はどうしようか。
悩んだものの答えがでず乙女心がわかってそうな優斗君に電話をかけた。
「もしもし?孝支君?どったの」
伸びた声で言う優斗君にことの説明をする。
「おっ!ついに恋のキューピッドのお役目かな〜?
好きな子になら俺は香水とかアクセサリー渡すけどA
ちゃんが相手だとな〜。使わなそうだよね。」
地味にディスってる気がするが、正直そうだからなんとも言えない。
「適当にこっちで探ってみるよ。」
優斗君には本当に頭が上がらない。
ありがとうと言って電話を切った。
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ハムエッグ(プロフ) - うぐっ・・・・・・!コメントありがとうございます・・・! (2023年1月17日 19時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(プロフ) - うぐっ……!夢主ちゃんイッケメン…!!! (2023年1月9日 13時) (レス) @page24 id: e6a88033a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハムエッグ | 作成日時:2022年6月26日 18時