職員、大海原へ投げ出される (ページ19)

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「もう歩いても大丈夫そうだな！行こう！」

「そうだな」

部屋を借りた人達にお礼を済ませた
遂に魚人島の観光が出来るのかと外に出ると、魚人の兵士に取り囲まれる。

「お前らが麦わらの一味だな！竜宮城へ来てもらうぞ」

「捕まえる気だろ！サンジは病み上がりなんだ！手は出させないぞ！」

チョッパーさんが勢いよく飛び出し、兵士を張り倒す。形態が変わったチョッパーさんは体格が増し、カンフーを駆使している。

『……私も援護します。"ego発現"』

"まるで、永遠に流れる血にまみれた手がナイフを持ったかのような血痕がある。ダメージを受ける者の苦痛まで減らそうとする狙いだったのか、その刃はとても鋭く再生すらできないほど骨を綺麗に切断する。また、それは幸せになりたいという欲求まで切り裂き、再び戻ることはない"
殺したいわけでも発狂させたいわけてもないのでリストカッターを装着

「ぐっ！？切られ……痛く……ない？」

それはWhite属性特有のものだ。身体は傷つけずに精神だけを蝕む特殊な武器。気絶させるだけならこれ程適任なものは無いだろう。

『サンジさん、まだ動かない方が……！』

「大丈夫さ、Aちゃん。かっこ悪いところ見せちゃった分頑張らせてよ」

「あー……結局全員倒しちまった……」

周りの人魚や魚人さんたちの白い目が背中に刺さって痛い……