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トウマside

「君が知る必要はないことだとは思う…。
だけど、僕一人じゃこの気持ちを抱え込むことにゃんてできないから…。

すまんにゃいニャン…。

僕は…。“魂”だけが存在しているんだニャン…。

自分で望んでそうなったんだニャン…。だけど…。だけど…。なるべきじゃにゃかった…。

僕____。僕はひどい奴ニャンだ……!!」

声が止まった。
そして泣いているような声が聞こえた。

「ごめんニャン…。ごめんニャン…」

謝る。
誰に向けたものなのかはわからないけど謝っている。

「話してくれてありがとね…、だから泣き止んで」

優しく声をかける。

「そうだニャン…!僕が君を呼んだのは泣くのを聞いて欲しかったわけじゃないニャン…」

この声の目的____、それは…。


「僕を見えるようにして欲しいんだニャン」


声の主の姿を見えるようにして欲しいというもの。
が、そんなのどうすればいいかわからない。

「目的が終わったら、存在が消えたって構わにゃい!だから…、頼むニャン…」

強い意志を感じた。
存在が消えたって構わないなんて中々言える言葉じゃない。

「でも…。何で僕に…」

「妖怪探偵団っていうのを最近、聞いたんだニャン!もしかしたらって、思ったんだニャン!!」

強く、強く訴えかけられる。
だけど、僕一人にはどうすることもできない。

「わかった…。明日、探偵団で話してみるよ」

「本当かニャン!!ありがとニャン!!」

嬉しそうな声だ。

そして、その後「じゃあ、また今度ニャン」と聞こえる。

声の主は消えてしまったのだろう、それからしばらくぱったりと声が聞こえなくなり僕も路地裏を去った。

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ピカヒカリ(プロフ) - 星乃琉生さん» あ、ありがとうございます!!更新がんばります! (2019年7月19日 18時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
星乃琉生(プロフ) - とても興味深い物語で、いつも楽しく読ませてもらっています!更新頑張って下さい! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 2b3d39f920 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - 魔戒さん» 更新頑張り……たいです。← きっと大丈夫さ☆← 更新頑張ります (2019年7月4日 19時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - 星乃琉生さん» ありがとうございます!pannpakapaーnn!!パンパカパーン!ありがとうございます!! (2019年7月4日 19時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください (2019年7月3日 23時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピカヒカリ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月3日 20時

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