淡い期待 ページ39
Your side
一足遅く、打ち上げの場所に到着する。
既に大勢のスタッフさんと7人は酔いが回っているのか賑やかな雰囲気。
玲於くんの隣は既に違うスタッフさんが座っていた。
女の人だった。
" 佐野くん、今日のダンスめっちゃよかったよ! "
玲於「まじすか?足やっちゃってたんで、100%では
踊れなかったんすよねー、」
私がここに着いたことにも気がついておらず、
頬を少しばかり紅色させて楽しそうに話している。
それだけで、こんなにも胸が締め付けられる。
こういうの…ほんと何回目なんだろ。
涼太「あ、Aちゃんきた」
「涼太くん、お疲れ様です!」
涼太「Aもお疲れ様。ここ座る?」
さすがリアル王子。
立ち尽くしていた私に気がついてか、自分の隣をサッと開けてくれる。
「…ありがとう、涼太くん」
涼太「玲於のこと、気にしすぎない方がいいよ」ボソッ
こっそりと耳打ちで、そんなことを囁かれた。
涼太くんにはバレバレだったんだな、なんて少しばかり恥ずかしいような気持ちになった。
そこからはあまり食欲もなく、目の前に出された
お酒をちびちびと呑んで、打ち上げが終わるのを静かに待っていた。
時々、涼太くんとか裕太くんが話しかけてくれたけど、すぐに他のスタッフさんに遮られてしまった。
玲於くんと少しでも話せるかも、なんで私の淡い期待はすぐに現実を知らしめた。
1133人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふたば(プロフ) - Kanaさん» ありがとうございます(; ;)お勉強が進むように、移行早めに頑張ります!笑 (2019年11月22日 22時) (レス) id: 3c0b035ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Kana(プロフ) - 先が気になりすぎて勉強できません;;笑表現の仕方や展開の仕方が好きすぎて、ずっと読んでられます更新楽しみにしてます! (2019年11月22日 21時) (レス) id: e5b1fdf679 (このIDを非表示/違反報告)
ふたば(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!頑張ります…! (2019年11月22日 21時) (レス) id: 3c0b035ed0 (このIDを非表示/違反報告)
A - これめちゃめちゃ好きです!!れおくん大好きなので!!更新がんばってください^^ (2019年11月22日 17時) (レス) id: 8bf71aaddf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふたば | 作成日時:2019年10月27日 15時