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44…前と一緒 ページ44

お店にはいった途端、少し甘い卵の香りがすっと鼻へ入っていった。
いい香り。


席を見つけて、メニューを開くと、お店で一番人気らしいオムライスが目にはいった。


あ、これ美味しそう。
そう思ってメニューを見渡すと、隣のページには、シチューオムライスがあった。



「あ、これも美味しそう」
「これも旨そうやな」
「「え?」」


私達は顔を見合わせて思わず吹き出す。


「A、どれとどれが美味しそうだった?」


センラさんは私の答えをもうわかっているかのように面白そうに聞いてきた。
私もそれは同じで、笑いをこらえることができず、ふふと笑いながら一番人気のオムライスを指す



「これと」


次に、シチューオムライスを指そうとすると、先にセンラさんの細い指が指していた


「これやろ?」
「はい。それです」


そう言ってまた笑う。


「前と一緒やん。それじゃ、これも少し分けよ?」


この前のフレンチトーストと同じように私達は少し分けることにした。
届いたオムライスは、とろとろな卵でとてもおなかが減った


「美味しそう」


私が選んだ頼んだのは一番人気のオムライス。


「「いただきます」」


それぞれが頼んだものを一口食べて、おいしい!と言葉に出す。
なにこれ。今までで一番かも。センラさんにいいお店教えてもらったな〜
会計を済ませると、外はさっきの曇りがきれいさっぱりなくなっていた。



「それじゃ、俺は会社に戻らんと。Aも頑張ってな」
「はい。センラさんも、お仕事頑張ってください」


お店の前で別れて会社へ戻る。
楽しかったな〜。
そう思い私はスマホを取りだし、メモアプリに今日行ったお店の名前をメモした

45…知らないことだらけ→←43…会社での遭遇



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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手
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ハチミツ(プロフ) - 甘歌@ラさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - かさん» コメントありがとうございます!幸せな気持ちになってくださるとは…!とても嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - いつも楽しく読ませていただいています!やっぱりセンラーなのでセンラさん関係の話が好きで、その中でもこの話が好きだったのでコメントしました!続編楽しみに待っています! (2019年3月30日 17時) (レス) id: cc69629506 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白かったです!更新ペースも速くて楽しめました!毎回キュンキュンしてセンラーの私はとっても幸せな気持ちになりました!続編楽しみにしてます! (2019年3月30日 1時) (レス) id: 6a9a2fc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - ろっとさん» コメントありがとうございます!この小説の50話分は全て書き終えたので、続編でうらたさんや志麻さん、坂田さんとの絡みのお話を書かせていただきます! (2019年3月28日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年3月11日 0時

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