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35…満月の一夜 ページ35

ビクンと心臓が跳ねた。


え?多分一緒のベットで寝るってことだよね?
むりむり、絶対無理。緊張で絶対寝られない


そんな私の不安と緊張をよそにセンラさんは私の手を引いて寝室のベットに座らせた


「テレビ見る?今頃何入っとるかな。」
「ん!?あぁ、見ましょ?今ならちょうどクイズの番組じゃないです?」


私が驚いて声が裏返ってしまったのをセンラさんは気づかなかったらしくリモコンでテレビのチャンネルを変えている


「あ!ほんまや。見よう?」


私達は隣にならんでテレビを見る。


最初は、問題の答えを予想したりなど騒いでいたけど、次第に口数が減っていき、とうとうお互い何もしゃべらなくなった。
けど別にこの空間が嫌なわけではない。


きっとセンラさんもそれは同じ。


まったりと時間が流れていく。


ふと私は視線を向けられていることに気がついた
隣を見るとセンラさんがこちらを見ている。


「なあ、テレビ消してもええ?」
「はい」


今の状況にテレビはただの邪魔だった。
テレビを消したセンラさんは私の方を見て顔を近づける。


キスされる…


そう思っているときにはもう唇が付いていた。


ふわっとセンラさんのリップクリームの蜂蜜の香りが鼻を擽る


さすがに私もいい大人、これから何が始まるのかは察しがついている。


唇を離したセンラさんは少し笑って私をベットにやさしく倒した。
そうして、軽く私に抱きつき、私の耳元でこう囁いた


「やさしくする。A。嫌だったら途中でやめるから」
「は…い…大丈夫です。センラさんなら」


私の頭は真っ白だった。けれど口が勝手にそう答えていた。
私の返答にセンラさんはもう一度私に口付けた
そして私はセンラさんの背中に腕を回す
満月の夜のことだった

36…翌日の朝→←34…そろそろ寝る?



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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手
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ハチミツ(プロフ) - 甘歌@ラさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - かさん» コメントありがとうございます!幸せな気持ちになってくださるとは…!とても嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - いつも楽しく読ませていただいています!やっぱりセンラーなのでセンラさん関係の話が好きで、その中でもこの話が好きだったのでコメントしました!続編楽しみに待っています! (2019年3月30日 17時) (レス) id: cc69629506 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白かったです!更新ペースも速くて楽しめました!毎回キュンキュンしてセンラーの私はとっても幸せな気持ちになりました!続編楽しみにしてます! (2019年3月30日 1時) (レス) id: 6a9a2fc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - ろっとさん» コメントありがとうございます!この小説の50話分は全て書き終えたので、続編でうらたさんや志麻さん、坂田さんとの絡みのお話を書かせていただきます! (2019年3月28日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年3月11日 0時

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