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25…センラさん ページ25

頭の中が真っ白になった。
折原さんが私を好き?


夢にまで思っていなかったことでうまく頭が働かない。


私の目からはいつしか涙が出てきた。


そしてようやく私は口を開く


「私も好きです…」


そう答えた私を折原さんは嬉しそうに笑いかけた。


「良かった…」


すると、折原さんの目元が少し光っている。
もしかして、折原さんも泣いてる?


「もしかして、折原さんも泣いてますか?」
「えぇ?あ、泣いてません」


そう言って折原さんは目元を擦った


そして、私達は近くのベンチに座る。
すると、折原さんは、そうだ。と私の方を見た。


「もう、お互い敬語はずしましょ?付き合ってるのに敬語って変な感じやん?」
「あ、わかり…わかった」


するすると言葉が出てこない私の頭を折原さんは笑って撫でた


「そんな無理して言わんでええよ。A。」


A。と呼び捨てで呼ばれ頬が赤くなった。


ん?じゃあ私は何て呼べば?


「私は何て呼べばいいんです?」


そう言うと、折原さんはうーんと考え込んでピンと指をたてた。


「センラさんか、千里さんがいいな。」
「それじゃ、センラさん。」
「慣れるように何回か言っとく?」


私は頷く


「A」
「センラさん」
「A」
「センラさん」


そういい終えると、互いの頬が少し赤かった。

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手
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ハチミツ(プロフ) - 甘歌@ラさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - かさん» コメントありがとうございます!幸せな気持ちになってくださるとは…!とても嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - いつも楽しく読ませていただいています!やっぱりセンラーなのでセンラさん関係の話が好きで、その中でもこの話が好きだったのでコメントしました!続編楽しみに待っています! (2019年3月30日 17時) (レス) id: cc69629506 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白かったです!更新ペースも速くて楽しめました!毎回キュンキュンしてセンラーの私はとっても幸せな気持ちになりました!続編楽しみにしてます! (2019年3月30日 1時) (レス) id: 6a9a2fc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - ろっとさん» コメントありがとうございます!この小説の50話分は全て書き終えたので、続編でうらたさんや志麻さん、坂田さんとの絡みのお話を書かせていただきます! (2019年3月28日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年3月11日 0時

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