翼とアメリー ページ2
俺は学校からかえると、攻略部へと直行した。
理由は八城さんたちと、ナイトメアをするため
べっ別に、暇だから来てるだけだけど
楽しいとか・・・そういう訳じゃないし！
そんな気持ちと裏腹に、足はいつの間にか早く動く。
学園の寮が見えたとき、
俺のかおが知らずにほころんでいた。
「八城さん？」
俺が着いて発した第一声がそれだった。
寝ている。
朝霧さんならすぐに気づきそうだが、グリーントライアに行っているらしく、書き置きがあった。
ナイトメアは開いてはいるが、マップには入っていないようだ。
もし、入っているときに寝るようならさすがにあきれている。
すぐに起こすのももったいないのでしばらく隣に座っておくことにした。
その時
「誰？」
突然ナイトメアから声がした。
どうやら八城さんの使い魔のようだ。
キャンディーを片手に立て、キョトンとしている。
かなりの間抜け面。
八城さんにはないおかしさが込み上げる。
「あんたこそ誰？」
「私、アメリー！舞の友達！」
ククッ！
自然と笑顔になる。
年下はあまり好きではないが、アメリーはなごむ。
「へえ。飴、好きなわけ？」
そのとたんアメリーの顔色が変わった。
「うん！飴、キレイ！それと美味しい！ザルちゃんも言ってた！」
ふーん。と俺は相づちを打つ。
「なら、八城さんを守ってよね？結構どんくさいからさ。けど、俺らの仲間だから。」
仲間と言う響きがかなり恥ずかしい。
こういうことにはあまり耐性がない。
ふと、真横を見る。
「！？」
八城さんがすでに起きて、苦笑いでこちらを見ていた
「ありがとう。翼くん。・・・えっと、盗み聞きするつもりは・・・。」
一瞬にしてかおが赤くなる。
「っ〜！」
俺は勢いよく立ち上がり、机から離れる。
「バイバイ！」
と、アメリーの声が聞こえる。
そんな言葉には耳を貸さずに廊下まで来る。
翼は赤くなった頬を隠すように、廊下にしゃがみこんだ。
Byいちうさぎ
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りりあん - おもしろかったです ！翼君がかわいくて、、、応援してます！ (2021年4月1日 21時) (
レス) id: d8874eac6a (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン(プロフ) - これは…神作ですか…？聞くまでもなく神作ですね！ﾊﾊｯ← (2020年12月17日 19時) (レス) id: a4612108e9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2020年5月28日 14時) (レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 入れ替わり戻った！すごく面白かったです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月28日 10時) (レス) id: 4d87f285ed (このIDを非表示/違反報告)
ももち - りんごジュース?wさん» いえいえ〜(*´∀｀*) (2020年5月27日 22時) (レス) id: e345ac4012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ&いちうさぎ&りんごジュースw x他2人 | 作成日時：2020年1月27日 18時
