切見世へ ページ5
雛鶴が京極屋へ来てから一ヶ月経った。
雛鶴は凄まじい早さで花魁にまで成り上がった。
その昇進の早さは素晴らしいものだった。
雛鶴は誰にでも優しく接する為、彼女の禿になりたいと志願する子は後を絶たなかった。
しかし……雛鶴が花魁になってから一ヶ月と経たずに彼女は遊女の最低位・切見世へと行くことになった。
雛鶴は蕨姫花魁が鬼だと気づいたものの、蕨姫花魁からも目をつけられてしまったのだ。
そのことに気づいた雛鶴は自ら服毒し、蕨姫花魁の疑いの目から逃れようとした。
蕨姫花魁「雛鶴。早く病気を治すんだよ。…この帯をあげるよ」
雛鶴はもう少しで逃れられるというところで、蕨姫花魁に帯を渡された。
その帯は、雛鶴を監視及び殺害の目的として渡された物。
雛鶴は切見世で大人しくするほかなかった。
?「雛鶴とまきを、須磨からの連絡が途切れた……」
明るく賑わう夜の街・遊郭を見下ろし、銀髪の男は呟いた。
彼は遊郭から目を逸らし、夜の闇へと姿を消した。
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桜餅🍎🍡🐾🐼 - 初コメですが、ずっと読ませて貰ってました!予想外の結末でしたが、凄く面白くて、自分の中でも色々想像してしまいました(〃ω〃) (3月28日 23時) (レス) @page37 id: ad99f89c7d (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 完結お疲れ様でした、主人公さんが幸せになれて本当に良かったです…!素敵な作品をありがとうございました。 (3月26日 22時) (レス) id: df107beb4b (このIDを非表示/違反報告)
はる - やば、めっちゃ最高…!!ゆっくりでいいので更新待ってます‼ (3月20日 13時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
Yuuna - がんばってください!! (11月25日 18時) (レス) id: 41e2acbfbe (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき。、。 (11月23日 10時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しいな | 作成日時:2023年2月26日 19時