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新入り ページ3

蕨姫花魁「A、お化粧道具を持ってきてちょうだい」

A「はい」


Aは今日も蕨姫花魁のお手伝いをしている。

蕨姫花魁にお化粧をしたり、お着物を着る手伝いをする。

それは今や、Aの日課と化している。




A「蕨姫花魁、お持ちしました」

蕨姫花魁「ありがとう」



蕨姫花魁は性格がキツイと遊女達からは恐れられているけれど、優しい人だとAは思っている。



蕨姫花魁の顔に白粉を塗ったりなど、お化粧をする。

蕨姫花魁「Aは仕事が早いね」

ほら、こんな風に褒めてくれる蕨姫花魁は優しい性格の人だ。

A「ありがとうございます」









蕨姫花魁「ところで、新しい遊女が来たらしいね。
どんな遊女が来たんだい?」

A「……まだお目にかかっていないので、どんな方なのかは存じませんが、雛鶴という方だそうですよ」

蕨姫花魁「そうかい」





蕨姫花魁の身支度の手伝いを終え、廊下を歩いていると
女将さんのお三津さんに声をかけられた。

お三津「Aちょっと来てくれるかい?」

A「はい、お三津さん」


お三津のいる部屋に入ると、そこにはお三津と見知らぬ女性が正座していた。


………この女性が新人の雛鶴さん?


お三津「A、この女性が新人の雛鶴だよ。
まだ入ったばかりで慣れない事もあるだろうから、色々教えてやって」

頼んだよ、とお三津はそう言って部屋を出ていった。


つまり、お世話係という事?


無表情で黙っていると、雛鶴さんが口を開いた。


雛鶴「あの……雛鶴と申します。色々とご教示下さい」

頭を下げる雛鶴さん。

どうして、私がお世話係なの?

そんな雛鶴さんを見つめながら、疑問に思った。

A「Aです………よろしくお願いします」

ペコリと頭を下げ返す。

顔を上げて雛鶴さんの顔を改めてよく観察した。

第一の感想は、蕨姫花魁が気に入りそうな綺麗な顔をしている、と感じた。




それにしても、私よりも年上に見えるけれどどうして遊郭へ来たんだろう?

雛鶴さん→←設定



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桜餅🍎🍡🐾🐼 - 初コメですが、ずっと読ませて貰ってました!予想外の結末でしたが、凄く面白くて、自分の中でも色々想像してしまいました(〃ω〃) (3月28日 23時) (レス) @page37 id: ad99f89c7d (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 完結お疲れ様でした、主人公さんが幸せになれて本当に良かったです…!素敵な作品をありがとうございました。 (3月26日 22時) (レス) id: df107beb4b (このIDを非表示/違反報告)
はる - やば、めっちゃ最高…!!ゆっくりでいいので更新待ってます‼ (3月20日 13時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
Yuuna - がんばってください!! (11月25日 18時) (レス) id: 41e2acbfbe (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき。、。 (11月23日 10時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しいな | 作成日時:2023年2月26日 19時

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