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A視点

入学準備は着々と進み・・・・・・。
鈴木入間(14)とAA(14)は,悪魔学校バビルスに,入学することになったのである。

入間「うっわぁ〜・・・・・・」

A「大きい校舎!」

入学式当日。
入間くんと僕は校舎を見上げ,感嘆の声をあげた。
悪魔学校バビルスの校舎は,切り立った崖の最奥にかまえられた,まるで巨大な城のような建物だった。塔が幾重にものびていて,外からは全容がわからないほどだ。

入間「でっ,でっかい・・・・・・!」

サリバン「入間くん!しゃっしん!しゃっしん!」

悪魔──もとい,サリバンおじいちゃんがはしゃいでいる。僕達が「おじいちゃん」と呼ばないといじけてしまうので,こう呼ぶことになった。

僕と入間くんとおじいちゃんで並んで,オペラさんに記念写真を撮ってもらう。
改めてオペラさんを見ると,赤髪でするどい目つきの美形の悪魔だ。

サリバン「入間くん,Aくん。これ,おじいちゃんからの祝辞です!」

おじいちゃんは襟元から2通の封筒を取り出した。
表には「祝辞」と書かれている。

サリバン「君達がこの先の学校生活でつまずいて転ぶことがないように,贈る言葉だよ。・・・・・・じゃっ,新入生はあっちね!がんばって!」

僕達に封筒を手渡すと,あっという間に走り去ってしまい,オペラさんもさっさと行ってしまった。

A「僕も先に行こう。」

理由?それはね,ゆっくりする時間が欲しいから。

入間「ええ!?まっ!待ってよ〜!」


校舎に近づいていくと,ザワザワとざわめきがもれ聞こえてくる。
入学式特有の子供達の期待と興奮のまじったざわめきだ。

入間(もしかして・・・・・・思ってたほど怖くない?)

A(サングラス・・・・・・怪しまれる?)

入間(悪魔学校だなんていうから,もっと怖いところかと思ってたけど・・・・・・人間も悪魔も,そんなに変わらないのかな?)

入間「これなら,目立たないようにすれば・・・・・・大丈夫だ!」

A「人間って面だけはね。」

僕は,奇病がバレないようにしないといけない。
魔界にまで居場所が無くなってしまったら,何処にも居場所が無くなってしまうからだ。

『人間丸々我らの食い物♪ 魂・血と肉 残さず啜れ♪』

──絶対目立たないようにしよう・・・・・・!!

2人はそう誓った。
校歌怖すぎ!

1―5→←1―3


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巧翔(プロフ) - 棗さん» コメントありがとうございます!なるべく早く更新出来るよう努力しますので,楽しみに待っていて下さい。 (10月17日 18時) (レス) id: 4b3efdcd78 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです… とっても面白くて何度も読みたくなるようなお話でした!次回も楽しみにしています!! (10月15日 20時) (レス) @page21 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
巧翔(プロフ) - 匿名Aさん» コメントありがとうございます!これからも神作と言ってもらえるような作品を作れるように頑張ります! (10月10日 20時) (レス) id: 4b3efdcd78 (このIDを非表示/違反報告)
匿名A - 最高です神作を投稿してくださってありがとうございます(早口)(真顔) (10月10日 18時) (レス) @page21 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巧翔 | 作成日時:2022年10月23日 10時

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