INVISIBLE LOVE from bluestar

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TAKAHIDE side








『え、今回のペア樹！？ほんとですか！？』









山 「まあ〜、需要考えても、演出的にもAと樹がいいかってことになってさ」









『最高！！！やましょうさんだいすき！！樹〜！』





皆さんご存知、Aさんは樹さんが大好き。恋愛感情があるのかは分からないけど、間違いなく特別な人ではある。


なんでもっと年上のAさんに甘えられないんだろう、そんな自分が情けなかった。







『ん？昂秀どうした？大丈夫？』




ほらまた彼女は俺に優しくする。
俺の見えていない愛なんか関係なしに、心の中に入ってくる。







昂秀 「いえ！大丈夫っす！」









海青 「思い悩むなよ〜！」









『私らがいるんだから、頼りなね？』









昂秀 「Aさんは…」









『頼りないとか言うなあほ！』




ほら素直になれない。



たっく〜んと拓磨に擦り寄るAさん。
拓磨や龍みたいに可愛げあったらな〜、








海青 「あいつを射止めるのは大変やで〜」









昂秀 「ほんとあの人俺のことなんだと思ってんすかね」









海青 「ポンコツゲーマー」








まあ、頑張れよ〜と笑う海青さん。
俺の心を知っている海青さん。
正直、海青さんの立ち位置、めちゃくちゃ羨ましい。
Aさんの相談相手。
めちゃくちゃ海青さんのこと信頼してるし…






『もう！昂秀のその顔つまんない！ご飯行くよ！』









昂秀 「それ悪口っすよ…？」









『いつもの昂秀じゃなきゃ嫌ってこと！ほら！』






Aさんは俺の手をグイグイ引いて外へと連れ出す。







昂秀 「俺、財布持ってないっす」









『今日は私が奢ってあげる仕方ないなあ』









昂秀 「よっしゃ、これから財布家に置いてこよ」









『ほんとしばかれたいの？』







この時間が一生続けばいいのに。
何度そう思ったか。

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