INVISIBLE LOVE from bluestar

30 ページ31

TAKAHIDE side









やべえ、こんなに嬉しいことってあるのかな。




ようやくAさんに男として見て貰えるようになった。








確かに避けられていた数日間はかなり精神的にきていたし、グループの空気も悪くしていたこと凄く申し訳なかったけど、


久々にAさんが飛びついてきてくれた時、死ぬほど嬉しかった。





やっぱ、この人が好きなんだ。




『ひで、ごめんね』









昂秀 「次謝ったらまじでもう話さないっす」




そういうとこは可愛いんだな〜昂秀〜！！って抱きつかれる。

ほんとに男として意識されてんのか、俺…？









『ねえ、いつからそんなにかっこよくなっちゃったの』









昂秀 「褒めてます？」









『…褒めてます』



と顔をあからめるAさんは数秒前の彼女とは多分別人だ。









昂秀 「Aさん意識してくれてるってことはいじめがいありますね」









『…それ昂秀にも言えるからね』









昂秀 「俺は別にそんなに顔赤くなんないすもん」


って笑ったら、正面から抱きついて俺の首に手を回すAさん。





昂秀 「っちょ、」









『ふふっ、ばーか、顔赤くなってんぞ！』









昂秀 「…ずりい、」





そういうAさんも顔を赤らめていて、このから先の未来が少し明るく見えた気がした。

31→←29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す