秘宝130 ページ30
クロ「だからダメですって!
ああ、今年は一体何を要求されるか。
バカな……いえ、可哀想な生徒たちのためなら
私はまた彼の要求を飲んでしまうでしょう。
私、優しいので。
アーシェングロットくんは真面目に勉強し、その知識を慈悲深くも他の生徒に教えている"だけ"……
教師としてはやめるよう強く言えません。
なんでこの学園にはちょっと問題がある生徒ばっかり入学してくるんでしょう!
お〜〜いおいおい!!」
ユ「いやな予感……ね…綾乃」
主「うん…絶対なにか頼まれそう…」
2人して嫌な予感に怯えると…
クロ「と、いうわけで、ユウさん、綾乃さん。
こんなことはやめるよう、アーシェングロットくんを説得してくれませんか?」
ユ「絶対に説得を聞くタイプじゃない!」
主「学園長…いい加減無茶ぶりやめよ?」
2人して学園長に講義の声を上げる…
クロ「はぁ……最近オンボロ寮の食費が非常にかさんでいるんですよねぇ……懐が寒いなあ……
誰かさんを元の世界に戻すためのリサーチをしているせいで問題解決に割く時間をなかなか取れないし……
あ、いえ気にしなくてもいいんですよ。
私、優しいので。」
あれだけ恨みがましい事行っといて気にしない方が無理でしょ…
ジャッ「この教師にして、あの生徒ありって感じだな……。」
ユ「やれるだけ、やってみます」
主「はぁ…面倒…」
結局学園長の尻拭い…基お願い聞く事になった…
クロ「そうですか、引き受けてくれますか!
さすがユウくんと綾乃さん、私が見込んだ監督生です!
じゃ、私は忙しいのでこれで失礼。
くれぐれも頼みましたよ!」
あの仮面男…言うこと言って逃げてった…
覚えてろよ学園長…
ジャッ「学園長、本当に神出鬼没だな。
……で、具体的にどうするつもりなんだ?
お前らの言う通り、やめろと説得したところで
素直にやめるとは思えねぇが。」
まぁ…そうだよね…
それにアズール先輩の横にはジェイド先輩とフロイド先輩がいるし…
うーん…どーしようかなぁ…
ユ「調査の基本はターゲットの観察から」
ジャッ「ああ。狩の基本は相手をよく知るところから、だ。
お前、わかってんじゃねーか。
それに、エースたちも少しくらい痛い目見て
反省したほうがいいしな。」
ユウとジャックはアズール先輩の観察するみたい…
じゃあ私もアズール先輩の観察…しよっかな…
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哭狼 - 刹那さま、続編おめでとうございます！オリジナル編は夢主がアリエルの子孫で少しでも知れて良かったです！胡散臭かったので双子が引っ掛かってなくて安心しました、夢主への愛情深さも再確認が出来て嬉しかったです。この作品が素敵で大好きです。 (2020年6月26日 3時) (
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作者名：刹那 | 作成日時：2020年5月23日 22時
