転生したら雪女って溶けるだろ(笑) ……マジで

3　憧れ？の世界へ！ ページ3

私は親にこの手紙を渡した。

父｢……Aはどうしたい？｣

｢…この学校に行きたい。NRCで色んなことを
学びたい！｣

本音はNRCで推しを眺めたい。


でも、自分が言ったことも事実。
自分がどこまで魔法を使えるか。
雪だらけの世界から飛び出したい。
色んな魔法のことをもっと学びたい。

柄にもないけどそう思ってしまったから。

母｢……なら、止めないわ。ね？貴方。｣

父｢そうだな。Aが決めたんだ。
沢山学んで、沢山友人を作って、沢山楽しみ
なさい。｣

｢父さん……母さん……、ありがとう。｣


私はNRCに行くことを決意した。




一週間もしないうちに、黒い馬車が迎えに来た
NRCの馬車だ。

馬車に学校への荷物を積んでもらい
親に一時の別れを告げる。

母｢ホリデーには帰ってくるのよ。｣
｢うん。｣
父｢友達ができたら連れてきなさい。
　父さんも母さんも歓迎する。｣
｢うん。｣

｢………じゃあ、行ってきます。｣

親｢行ってらっしゃい｣


黒い馬車に乗り込み、手を降る。

第二のふるさとであるこの国から離れていく。

遠くなるふるさとを見て、私は思った。




｢あれ、私ん家あんなに大きかったんだ…｣








馬車の揺れと温もりに包まれて
私の意識はゆっくりと闇の中に落ちていった。

今更だが主人公設定！→←2　転生先は極寒の地でした。

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