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92話 ページ46

「あの、Aさん!」

ユース合宿も残すところあと一日。そんな日の全体練習が終わったとき影山に声をかけられた

「ん?どうかした?」

正直今までまともに日常的会話をしたこともなかったため少し人見知りをしそうになったがほぼ克服していたためいつものように調子良く笑ってみせた

「その、もしよかったらサーブ見せてもらえませんか?何ならコツとか教えて欲しい…です」

後半になるに連れて照れているのか徐々に声が小さくなっていった影山くんだがなんだかそれが弟って感じで可愛く感じた

(弟いるってこんな感じなのかな?)

小さい時から弟が欲しかった僕的にそんな弟っぽい影山に頼まれては断りたくても断れない

「いーけど、僕下手だよ?」

多分影山のほうが全然上手いと思う

「自分、駄目なんはほんとにだめやからなぁ」

「侑はうるさい」

僕をちょっとばかにするように笑っていった侑。多分侑にサーブ見せてもらったほうが勉強にはなると思うけど

「バレーほんとに好きなんだね。プレーからも伝わってくるけど、練習終わりにもまだバレーに関すること考えてるなんて」

僕からしたらそんな生活は想像できないけど、侑や影山は生活の中心はバレーで周っているのだろう

ボールカゴからボールを取り、助走の距離につきボールをどんどんっと付きながらサーブのうつ姿を想像する

(あれ…?)

これはやばいかも知れない。

「ねえ、」

期待の眼差しでこっちを見てる影山と見守るような感じで見ている侑に向かって僕は口を開いた

「サーブの打ち方忘れた」

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香恋(プロフ) - Uさん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!時々よくわからない表現が出てくるかもしれませんが今後ともぜひこの小説を楽しんで読んでもらえたら嬉しいです! (2022年10月24日 22時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
U - 主くんの消えてしまいそうでありながらも逃げることができないという状況そのものや、心理描写が儚すぎて思わずコメントしてしまいました…!この作品ほど続きや終わりが気になるものに出会えたのは初めてです!素敵な作品を作ってくださりありがとうございます!!! (2022年10月24日 20時) (レス) id: 84c1c08764 (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - ウリンさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて凄く嬉しいです!!ほぼ毎日更新できるように頑張ります! (2022年10月2日 22時) (レス) @page28 id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
ウリン(プロフ) - さっ最高です…香恋さんの書く心情描写がリアル過ぎて物語に簡単に入り込めます…応援してます!更新ありがとうございます! (2022年10月2日 21時) (レス) id: 34bb7b30de (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - さーさん» コメントありがとうございます、そう言ってもらえてとても嬉しいです!!できる限り毎日更新できるように頑張るりますね (2022年9月17日 16時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/  
作成日時:2022年9月8日 23時

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