85話 ページ39
その日の話し合いは時間の問題で、ここまでで終わりになった
そして、そこからの毎日はあっという間に過ぎていった。何度も話し合いを重ね、色々なことを試した。が、これと言ってピンとくることは見つからなかった
そんな日々の間に春高予選は行われ、勿論兵庫県代表としての枠を僕たち稲荷崎高校は手にしていた
「テレビでAの活躍見てたりせえへんのかな？」
「会場まで応援に来てくれたりしててもおかしくないよね」
高校バレーの中ではわりと有名な強豪校である稲荷崎だが、もともと住んでいた家とはあまりにも距離がありすぎるだろう
きっとそこまで詳しくは父も知らないはずだ
「ほな、全員揃ったならミーティング始めるで」
そして今日の部活は練習は無しでミーティングのみらしい。いつもと変わらないような話を北さん、監督から聞いていつも通りに解散になると思っていたのはきっと僕だけではないだろう
「ほんで、最後に侑とA」
監督にいきなり名指しをされてビクリと肩が上がった侑。僕も何かと心当たりがあり過ぎて何のことだろうと考える
「なんや、心当たりあるんか？」
「はい、色々と」
監督にそう聞かれ僕はそう答えるがふけてない口笛を吹いて誤魔化そうとしている侑
「なんや、言うてみ？」
「絶対に怒らないですか？」
そう聞き返すと、「凄くやばいことやなければ怒らへんよ」と言われたため、１つ１つを思い出す
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香恋(プロフ) - Uさん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!時々よくわからない表現が出てくるかもしれませんが今後ともぜひこの小説を楽しんで読んでもらえたら嬉しいです! (2022年10月24日 22時) (
レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
U - 主くんの消えてしまいそうでありながらも逃げることができないという状況そのものや、心理描写が儚すぎて思わずコメントしてしまいました…！この作品ほど続きや終わりが気になるものに出会えたのは初めてです！素敵な作品を作ってくださりありがとうございます！！！ (2022年10月24日 20時) (レス) id: 84c1c08764 (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - ウリンさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて凄く嬉しいです!!ほぼ毎日更新できるように頑張ります! (2022年10月2日 22時) (レス) @page28 id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
ウリン(プロフ) - さっ最高です…香恋さんの書く心情描写がリアル過ぎて物語に簡単に入り込めます…応援してます！更新ありがとうございます！ (2022年10月2日 21時) (レス) id: 34bb7b30de (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - さーさん» コメントありがとうございます、そう言ってもらえてとても嬉しいです!!できる限り毎日更新できるように頑張るりますね (2022年9月17日 16時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歌恋 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時：2022年9月8日 23時
