手前の全ては俺の物。

18話 ページ20

貴｢痛……｣




目が覚めて起きあがろうとしたら、腰に
鈍い痛みがきた。








寝起きで頭がボーッとするが
朝日で徐々に頭が冴え渡ってくる。








貴｢……嗚呼……。そっか……。｣



私昨日中也さんに……。






私の初めてを奪った男は隣でスヤスヤと規則正しい寝息を立てる。









貴｢……なんで……こんな事に……。｣





中｢ん……起きたか。｣



貴｢……ﾋﾞｸｯ｣




初めてを奪った男が起きた事で私は驚いて後ずさってしまう。



中｢大丈夫だ、今日はもう何もしねぇよ。｣

中也さんはそんな事お構い無しに一糸纏ってない私を抱き寄せる



貴｢……っ｣



中｢昨日俺達は繋がったんだ。だからもう手前は逃がさねぇぞ。｣


物凄い力で抱き締める彼に私は言葉が出てこなかった。



恐ろしさと怖さで頭がいっぱいだった。





これは恐らく警告だろう。


次逃げたらこれじゃ済まないぞという……。









中｢……さて俺はこれから仕事だが、逃げたりするなよ。……もし逃げたら｣



貴｢ゃぁ……。！｣


中也さんは首に吸い付き痕を残した。






中｢これは印だ。手前は俺のもんだというな……。｣



綺麗に痕がついたのを満足気に笑う中也さん。



中｢じゃあな。何かあったら端末で連絡しろよ。｣




中也さんはそういうと部屋を後にする

19話→←17話(⚠)R18入ります。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す