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嫁、後輩と会う ページ6

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「よぉ。アンタが"たるち"か」

「Aの後輩って"NEO"なんだっけ?ゲームだけじゃなくて私生活も俺の邪魔するとかうざ」


目の前のいかにもガラの悪いヤンキーに、こいつが例の後輩くんだと知って眉間に皺が寄る。

Aと2人で談話室に顔を出したはいいものの、直後にこうして絡んできたあたり俺を待ってたんだろう。率直に言ってうざい。



『せめて穏便に頼む』

「無理に決まってんでしょ。インチキエリートがA絡みで穏便にとか有り得ない」

「至さんいつにも増してピリピリしてますね…」


無理な要望を告げるAに、幸と綴が呆れたように返事をするのは一旦無視。それどころじゃない。



「俺、摂津万里。ONEの愛人的な?」

「は?ふざけたこと言うのやめてくんない?ぶっ殺すよ」


人を見下したような笑みが癪に障る。
俺を煽るための何の信憑性もない言葉だとわかってはいても、愛人と言われて黙ってられるほど大人じゃない。

お前にはこの繋がれた手が見えないのか。



「ふざけてねぇよ。アンタはただのオトモダチだろ」

「茅ヶ崎至。れっきとしたAの嫁」

「少なくとも俺の方がAとの付き合い長いんで。アンタが割って入ってきたんだろ」

「悪いけど、Aと密度の濃い時間を過ごしてきたのは俺だから」


あぁ、うざい。
予想以上にこの後輩野郎は厄介だ。粘着うざすぎる。

やっぱオーディションの日は仕事を休んで、なんとしてもこいつの入団を止めるべきだったか。



「十座と万里よりもこっちの方が深刻だな…」

「臣クン、そんな呑気なこと言ってる場合じゃないッスよ!」


この生意気な年下を一発で黙らせる方法は何かないか。牽制を目的とした効果的な方法は……

そんなの一つしかないか。

Aには怒られるかもしれないけど、元はと言えばAのせいだし。大目に見てもらおう。



「A、こっち向いて」

『…?…んっ、』


隣で気まずそうにしているAの顎を掴んで、談話室にいる皆に見せつけるように口付けを交わす。

驚きで声を出せないでいる後輩くんに、「わかった?」と意地の悪い笑みを浮かべた。





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後輩と先輩→←嫁と旦那



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作者名:杏梨子 | 作成日時:2019年5月3日 10時

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