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旦那、失言する ページ13

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「A、脚本出来たって」


大学のレポートを終わらせている途中、談話室に行っていた至が部屋に戻ってきた。



『やっぱりアクション系か?』

「俺は脚本見てないからわかんない」


秋組メンバーは運動得意そうな面子が揃ってるし、そのために万里をスカウトしたこともあっておそらくアクションだろう。

問題は十座と仲良くできるか……か。前途多難だな。



「Aは何してるの?」

『大学のレポート。提出期限もうすぐなんだ』

「ふーん。俺に構ってはくれない、と」

『もう少しだから待ってろ』


嫌な予感を感じ取って早々に机に向き直る。

本当のことを言うともう少しどころかあと30分程かかりそうなのだが、それを言うと何されるかわからないので言わない。



「もう少しってどれくらい?」


まだ全然終わらないと心の中で思ったのがいけなかったのか、痛いところを突いてきた至に眉をひそめた。

30分と正直に言うべきか。いや、盛って10分と嘘をつくべきか……間をとって20分にしよう。



「10分で終わらなかったら強制的に構ってもらうから」

『は?』

「ほらほら、余所見してて終わんの?」


にやにやと笑っている至に内心舌打ちする。
あと10分は無理だ。こうしている間にも刻一刻と時間は減っている。

必死に手を動かすが軽くパニックになってて全く進まない。



「あと2分」

『うるさい今話しかけんな』

「嫁に向かってそういうこと言うんだ。へぇ…」

『っばか、お前また……』


10分で終わらなかったら何を要求されるかわかったもんじゃないと、少々邪険な扱いになってしまったことは謝ろう。
だからと言って服の中に手を突っ込むのはどうかと思う。

最近スキンシップが過剰になってきてるような気がする。抱きついたり膝枕だけじゃなくて、肌に触れてくることが多くなった。

マジで本当にそういうことはやめてほしいんだが、こいつ絶対わざとやってんだろ。



「はい、10分。約束通り俺に構って」

『わかっ、たから!手退けろって!ちょ、ばか、やめ……』

「やめない」


ばか野郎。腰撫でんな。ぶん殴るぞ。

大体俺は劇団のことが終わるまで手出さないって決めてるんだ。だからこんなことされても、されても……あーもう、このバカ、くそ、



「A」

『お、まえなぁ……いい加減にしないと襲うかんなッ!』


……え。あ…やっべ、おれ…まさか、いま…


_____とんでもないこと言った……よ、な?






_____

嫁、キレる→←旦那、苦笑する



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作者名:杏梨子 | 作成日時:2019年5月3日 10時

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