4冊目 ページ5
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ビルにまみれる夜空に鏤められた星屑たちは都会のド真ん中で輝きを失い、僕を助けに来ようともしない。
別にこんな事問いたとて現状は変わりやしない、当たり前だ無機物なんだから
寧ろ今更、擬人法を用いて星に当たり散らしている僕の方が非情と言えよう。
厨二臭過ぎる前置きは一時的に無視してもろて、問題は反社の本拠が想像以上に物騒でどデカいと言う点だ。
「兄貴もそこのお前も…ほら、早く行くぞ」
「りんどー、スタバ新作出たってさ」
「ノロノロ呑気に話してんじゃねーよ、特にそこの灰谷」
幸い建物の中に素早く連れ込まれた為
寒さで鼻先が赤くなることはなかったものの、連れ込んだ人物も又もう一つの問題で
僕も皆様方も大好きな(語弊)イケメンとして分類される、
三途の川に一般人を送り込むガンギマリジャンキーとツイステッドじゃない方の物騒&論外ブラザーズでございます。
元推しとて、リアルで会うのとは訳が違うと思えど
無茶な行動1つすら起こせないのが現実だ。
あれよあれよとあっという間に矢鱈と頭が高い最上階にも通され、いっそ痛いと感じ取るくらいの視線を黙って受けつつも
こりゃまた大層な飾り付けが施された部屋にへと導かれる。
『さ、三途さん』
「シィー……、黙ってろ
ちったぁ待ってりゃ我らが王が来るハズだ」
何時でも手元にあったスマホがなくなった途端、内弁慶な僕は震えが止まらない上にこの始末
最早ヤク切れの一種にでも近いのではないだろうか、ただ本物は直ぐ横に居るが。
程好く疲労した体にはキツイ直立不動の体勢、暖房器具も効いているからか謎の飴と鞭でこの身をシバかれながらも只管に待ち続けるコト約数十秒。
「もう来てたのか、…遅れた」
「いえ
お世辞とは思えないハキハキした声で無理なくご機嫌取りを始める三途さん
例え話だが、もし主人が黒い鳥を白といったら彼は真っ先に賛同して白と言い張るだろう。
いっそのこと、鴉をペンキで白に塗り替える勢いだ。
「お前が来栖A…まぁ良いからソコ座れ
三途と灰谷達は少しの間だけ席を外して欲しい、コイツと2人で話したい事がある。」
『へっ、？』
「「仰せの儘に」」
「……了解しました、ボス。」
たった数秒押し黙った後に渋々といった様子で部屋の外に出る三途さんとノリノリで出て行く灰谷兄弟の背を遠目に眺め、
今はただ茫然と立ち尽くす事しか出来なくなる。
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わいｔ - いつになったら更新してくれるんですか！楽しみすぎて死ぬって！！ (7月27日 22時) (
レス) @page35 id: 258f12dfbe (このIDを非表示/違反報告)
乾燥(プロフ) - くっ...好みすぎて...ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯ無理しない程度に毎秒更新待ってますぬ... (2023年1月1日 18時) (レス) @page35 id: c00320f8c9 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 莉夢#梵天の信者さん» ありがとうございます！あわわ、神がおるww貴方様の作品も本当に大好きです。 (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 雪の兎さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります(*^^*) (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
莉夢#梵天の信者(プロフ) - あぁ、、、好きです、、、(*‘ω‘ *)最高。 (2022年9月24日 16時) (レス) @page19 id: 9e38cf74ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寝ん子 | 作成日時：2022年9月14日 7時
