ー ページ4
・
心が波打ち立つ
ドアを開けて入ってきた彼は、あまりにも美しかった
穢れを知らないような白い肌
光をいっぱい湛えた瞳
サラサラとした黒髪
これは誇張でもなんでもなく
本当に、彼の背中に、羽が見えた
描きたい、その衝動で頭がいっぱいになった
「織山尚大です、よろしくお願いします」
声まで、ビー玉みたいに透き通っていた
クラスのみんなも彼の綺麗さに唖然としたようで、一瞬、空白の時間ができる
でもまたすぐに、元通りの喧騒
「かわいい」「いやかっこいいよあれ」「やばいあんなビジュいい人初めて見た〜」「2次元よほぼ」
わかる、わかるよみんな、あまりにも綺麗すぎるよね
初めてうるさい声に共感した
熱にうかされたように、ぼーっとホームルームの時間は流れて行った
121人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うにょんぽつ - はじめまして!織山くんが持つ透明感に心を動かされた主人公ちゃんと重なる部分があって、読んでいてとても幸せな気分になりました。宵さんは受験もあってとてもお忙しいと思います、、。宵さんにとって悔いの残らない結果になることを願っています! (2023年2月19日 4時) (レス) @page16 id: d1a8cfc14e (このIDを非表示/違反報告)
てちてちてち(プロフ) - 矢花くんも織山くんも2人して儚い雰囲気がとても似合うし、美術でそれを表しているのがとても好きです、、!更新頑張ってください応援してます(^^) (2022年10月1日 1時) (レス) @page10 id: 2748f402d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宵 | 作成日時:2022年9月14日 22時