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#159 So side ページ9

Aの家の前まで来た時、



Aを そっと引き寄せ 軽くキスを交わした。






久しぶりに交わしたキスに 上がるテンションを抑えながら




Aも同じ気持ちでいてくれてると信じ、少し試してみたくなる。






聡「今日はありがとね♪じゃあ、またね!」




『うん。また、』








そう言い残し、僕は迷わず背中を向け ゆっくり歩き出した。









数歩進んだところで おもむろに振り返ると



Aはあっさり 家に入ろうとし、ドアノブに手を掛けていた。






え?!どうしちゃったの?!



いつもならもっと名残惜しそうに、僕の事 見てるじゃん!





なんだよ…あっさりし過ぎだよ。









聡「Aっ!!」





僕の呼ぶ声に びっくりして振り返り、キョトンとしている。






『え?な、何?聡、どうしたの??』





チョット焦ってるようにも見える。




聡「どうしたの?じゃなくて..。こっちが聞きたいよ。」







僕がこう言うと、さらにキョトンとした表情でこっちを見てくる。




聡「だーかーらー!前は こんな軽い別れ方すると 物足りないって顔してたじゃん。なのに今日はあっさりし過ぎでしょ??」






『…だって 久しぶり過ぎて……』





聡「も〜!久しぶりなんだから 尚更 もっと欲しがってよ、」





僕はゆっくり Aにキスを落とす。





久しぶりだからか、若干遠慮がちに応えるA。






久しぶりに感じるAの感触に、僕の欲が止まらなくなり、


何度も何度も角度を変え、キスを交わした。







僕の中に、これ以上キスしたらヤバイっていう危険信号が...








一回Aを強く抱きしめながら




聡「やばい、僕、止まらなくなりそう...」




『うん、』







ゆっくりAを離して、僕はAに背を向け歩き出した。







ちょっと進んだところで振り返ると、今度はちゃんと僕を見送るAの姿。







小さく手を振り、また背を向けた







そうだよ。



こうじゃなくちゃ。

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ちぃ - ほんとに面白くていつも楽しみにまってます!できれば勝利くんと戻ってその先の話とかまでみたいです。更新たのしみにしています頑張ってください! (2018年3月16日 15時) (レス) id: 83fb120dea (このIDを非表示/違反報告)
piyopiyoppp0317(プロフ) - 戻っても幸せになれないと思います…。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: 9319dd29f1 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!その言葉も嬉しいです!そうですね...。これからも続きをお楽しみください! (2018年3月16日 14時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - piyopiyoppp0317さん» なんとか聡くんに戻ろうとしてるんですよね... (2018年3月16日 14時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 途中の展開にすごく驚いて主人公ちゃんと一緒にひどく傷ついたりしてました( 笑 )でも勝利くんの本当の思いがやっとみんなに知ってもらえて少しホッとしました…けどやっぱりこのままの勝利くんは可哀想過ぎて胸が痛いです、、これからどうなるのかドキドキです、! (2018年3月15日 22時) (レス) id: 51c26bd1a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Puuu. | 作成日時:2018年3月10日 0時

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