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Aがパソコンを触っている間、ゾムとロボロは談話していた。
「なんで、お前らはそんなにAにかまけてんの？」
「おもろいから。」
そう、言い切ったゾムにロボロは、おもろい？と返す。
その言葉に、ゾムは心底不思議そうな顔をして、言った。
「必死に今日にしがみついて生きてるやん。そのためなら、何でもするやん。おもろいやん。」
ゾムの言葉に、呆れたため息を、ロボロはつく。
しばしの沈黙の間、パソコンのキーが無機質に叩かれる音だけが、二人の間に流れていた。
静寂を破ったのは、六時を知らせる大時計。
「訓練見に行ってくるわ。」
いつもどおりの、平坦な声を出して、ゾムは出口へと歩いていった。
ふと、残されたエーミールとロボロの、目が合う。
一方、Aはパソコンを操作していた。
「さっき死にかけた奴の顔やないな。何であんないきいきしとん。」
「成長したんじゃ、ないですか。」
エーミールの言葉に、成長？まさか。とロボロは笑い飛ばす。
「ついで、で人を助けようとする奴に、強くなる以外の更生はないねんで。」
そう言いながら、普通の軍服よりも、袖口の広い軍服に手を突っ込んだ。
そして、小さなメモリーカードを差し出した。
「兄さんの加筆修正。北方軍で使用している飛行機の不具合。これで直ると思うけど、念の為に渡すって。」
投げられたそれを、エーミールは慌ててキャッチする。
ふいに、操作が一通り終わったのか、Aが顔を上げた。
『ロボロ様、更新できました。』
ロボロは、その言葉に、何が？とでも言いたげな顔をする。
そして、Aが掲げた栞のようなカードを見た。
「もう、八年立つんやな。」
図書館の貸出カードである。
W国の図書館は、基本的に八年単位で、更新しなければならない。
そうすると、カードに付いている、番号の使い回しができ、便利である。
Aからカードを、取ると、ロボロはポケットに突っ込んだ。
ほな、と言ってロボロは出口に向かっていってしまった。
エーミールが、静かに口を開いた。
「しんどくないんですか。」
『え、何がですか......。』
きょとんとした、表情を浮かべるAにエーミールは続けた。
「こうやって、周囲に敵意を向けられることが。」
『生きていられるのであれば。』
その言葉に、エーミールは俯いて、黙り込んだ。
そして、顔を上げる。
「貴方、一体何があったんですか。」
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2(プロフ) - 蠱毒さん» 大丈夫です！わざわざありがとうございます( . .)" (4月1日 23時) (
レス) id: 6ca65a7c69 (このIDを非表示/違反報告)
蠱毒(プロフ) - 2さん» ありがとうございます。そう言って、いただけて嬉しいです！こみゅーのメッセージの方にパスワードを送っても宜しいでしょうか？ (4月1日 9時) (レス) id: 8cf3c0ec6d (このIDを非表示/違反報告)
2(プロフ) - 面白くて続きが凄く気になるのですがパスワードが掛かってて続きを見れません💦良かったら教えてくれませんか？ (4月1日 2時) (レス) id: 6ca65a7c69 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ(プロフ) - とても面白かったです！続きが読みたいのですがパスワードが…教えて貰えないでしょうか、、 (1月11日 1時) (レス) @page50 id: f664205a1a (このIDを非表示/違反報告)
こがしアイス(プロフ) - インクさん» さあ、どうなるのでしょう。続編も是非、お楽しみください。 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8cf3c0ec6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蠱毒 | 作者ホームページ：@kodomikodoku
作成日時：2022年8月7日 18時
