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昼食を摂りながら、何気ない雑談をする。今現在は円堂が話をしているが、その顔は浮かない表情をしている。

「あーぁ……ちゃんとユニフォーム着てるのに、ゲームしてるんだぜ?あいつらも一緒に河川敷で練習すればいいのに……」

『廃部も検討しているとかなんとか……雷門お嬢様が何か話してたのを聞いた気がするよ。』

「うわ、大変だな……」

「陸上部はいいよな、新入部員入ってさぁ……」

円堂の言葉に風丸は苦笑いをするしかなく、東もなんとも言えない表情をしていた。全員の食事の手が止まっている。

……空気が重い。

『取り敢えず、生徒会で何かしら分かったら知らせるよ円堂。だからそんなに浮かない顔をやめてくれ、ここは通夜かい。』

「ありがとう、大神!」

『ん。』

円堂の切り替えは思ったより早く、どんよりとした雰囲気は瞬時に吹き飛ばされた。他2人も、安心したように食事を再開する。

「そういえば、お前生徒会に入ったのか。」

『まぁ、コネみたいなものだけれどね。』

「お前出来るやつって感じするし、仕事もよく出来そうだな。」

『生徒会を舐めすぎだよ、出来るやつってだけじゃ仕事は回らない……とは言え、慣れないけれど上手くやってるよ。』

昼食の時間にする話ではないと思うのだが、質問されたからには答える。円堂は何も理解出来ていないようで、首をかしげながら米を頬張っていた。

『……飯が不味くなるから、別の話題にしてくれないかな?この時間さえ、生徒会という呪縛から解放されないのは流石に……』

「呪縛て……」

『書類作業とかではなく、僕も部活動したい。』

「サッカー部に来いって!」

『色々準備終わったらね。』

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作者名:鷹羽 | 作成日時:2021年2月18日 2時

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