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歳の夏、母と共に訪れた地。

幼馴染が大好きと言っていたサッカーの試合観戦、楽しみで仕方がなくて跳ね回る。

母は笑って頭を撫でて、会場はこっちだと手を引いた。

その時だった、からんッと金属が跳ねる音。

不思議に思って上を見る。

ひとつの送電塔が傾いて、母の悲鳴と金属音。

衝撃と共に訪れた痛みに、意識は遠のいた。

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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月18日 2時

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