6話 ページ6
サンドリアスイレブンのボール。
「ディグスルー！」
相手が地面を掘って松風を抜く。モグラかお前。
「はぁああ！」
森村がもう一度狐と化す。後ろからの強烈なタックル、流石にファールじゃねえの？
ボールを奪い返した森村から九坂へ。
「市川！」
「カブキ、ブレイクゥ〜！」
「ぬぅう！サンド、ノックゥ！」
市川の新必殺技も、砂の拳には勝てなかったようだ。ボールは弾き飛ばされ、ふわふわと空を浮く。
神童の胸トラ。完璧すぎてちょっと惚れた。いや○モじゃないけど。
「ディグアップッ！」
神童の股のあたりから相手が勢いよく出てくる。痛そう(小並感)
「カゼルマ！」
「ザバ！」
ザバとかいう奴が皆帆を抜く。キーパーとの1対1だ。
「ダストジャベリン！」
こちらに負けないくらい早いカウンター。先程と同じく、砂嵐が井吹を襲う。
「うおおっ、ライジング、スラッシュッ！」
しかしその爪痕は2度目も相手のシュートを止めきれずにゴールの侵入を許す。
サンドリアスイレブンの追加点。そしてここで前半戦終了のホイッスル。アースイレブンは相手にリードを許したまま後半戦を望むことになる。精神的に厳しいなぁ…
ベンチ。
「監督！後半は僕を出してください！」
このチビが抗議している。俺の側でするな、うるさい。
「却下だ。後半もキーパーは井吹でいく」
後半…おっと？あのデカブツがいない、どこいった？1、2、3、…11人いるから交代したのかな？知ったことではないけど。今回は俺の出番なしか。
必殺技が使えないから出られないのかよ…
「いくぞ、アースイレブン！ソウルの力は君達だけのものじゃない！はぁああ！」
カゼルマがそう言うと同時に、青白いオーラを放つ。
「サンドリアスの野獣の力、受けてみるがいい！」
なんか変な動物になった！甲羅のないカメか？
森村も狐に変身。ソウル同士が激突する今、スタジアムのテンションは爆上がりだ。サンドリアスが勝ってるのもあると思うけど。
森村も突破される。只者ではない、てかそれ最初から使えよ
「ダストジャベリン！」
カゼルマのシュート。砂飛び散りすぎだろ、目に入ったわ。
「井吹！力み過ぎちゃダメだ！力み過ぎると判断が鈍って本当の力が出せなくなるよ！いつも通り落ち着いてプレーするんだ！」
アドバイスするのはいいが俺の側ではやめろ、うるさい。
「…わかったよ！」
井吹が叫び返してきた。
「ワイルド、ダンクッ！」
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名無(プロフ) - 星猫さん» 初めまして！お褒めの言葉と高評価、ありがとうございますっ！ (2021年9月8日 19時) (
レス) id: 91adb283d3 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月8日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2020年2月18日 20時
