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第２章 ページ44
潤サイド
潤：「ケホッ、ケホッ…」
あー、やな咳。
って俺の咳のことはいいよ。和、大丈夫なのかな…？熱酷かったし、辛そうだったな。
できれば代わってやりたいんだけど…そもそも俺のせいで熱出ちゃったんだしな。
俺が熱出た時つきっきりで看病してくれてたからな…
そんな状況の中で俺の咳なんか構ってられるか！って強がってたのは和と智にぃの前。
で、今はというと、
潤：「ゴホッ、ゲホッ！」
咳がどんどん悪くなってしんどくてしんどくてたまらない。痰まで絡まってきて、余計に苦しくなる。
家に帰ってもバレなかったらいいけどなー。
ん？
いやいや、そこはもちろん隠すよ！
だって和が苦しんでんだから次は俺が看病しないと！ブツブツ言ってる間に学校はやっと終わった。
潤：「じゃー、ゲホッ、な、亮。」俺は友達の亮に手を振って、教室を出る。
亮「おん。じゃーな。っていうか咳、はよ治しやー。」
いや、治せるならとっくに治してるって。バレるかどうかがちょっと不安だけど、今日は金曜日だから、明日は休み。
ちょっと寝とけば明日には治ってるだろう。
っていう俺の考えはあまりにも甘すぎたのかな？
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作者名：花凛 | 作成日時：2019年5月9日 15時
