第肆拾弐話 ページ3
さて行きますか。
私はカステラ(お土産代込み)のお代を置いて、
あの三人の元へ向かった。
『何をしている』
隊士弐「…!!な、鳴柱様……」
『竈門炭治郎が鬼を連れている件についてはお館様、鬼殺隊の頭である産屋敷輝哉様が承認されている。柱も同様だ』
隊士壱「し、しかし…」
『文句があるのなら、竈門炭治郎ではなく、お館様に掛け合うといい。貴方達の気持ちも分かるが、竈門炭治郎が鬼を連れていることを許されているのにも、きちんと理由はあるんだ。単純な特別扱いじゃない』
隊士壱「…申し訳ありません」
隊士二人は気まずそうにしながらその場を去った。
なんか悪いことしちゃったかな。
炭治郎「あ、あの、ありがとうございます!」
おっと純粋無垢な炭治郎が眩しいぜ。
けど伽羅崩せないんだなぁこれが!!
『いいや。私はお館様のご意向に従っただけだよ』
あ、でも一応、彼らの気持ちを汲むためにこれは伝えとかなきゃな。
『炭治郎』
炭治郎「はい!」
『先刻のこと。彼らの言い分も正しいんだよ。炭治郎はどうしたって、周りからは特別扱いにしか見えないと思う。炭治郎みたいに、身内を鬼にされた人はいる。けど、禰豆子みたく人を喰わなかったわけじゃないから殺された。だから、鬼になったのに生かされてる禰豆子を妬む人も必ずいる。いくら、お館様に認められたからと言っても、周りが認めているとは限らない。それを覚えておいて』
炭治郎「…!…はい…!ありがとうございます」
これ、私の語彙力大丈夫か?
伝えられた気がしない、やっべえ。
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うさぎもち - 亀でもおそくてもいいので、ゆっくり更新がんばってください!! (8月6日 15時) (レス) @page34 id: 6ed501a3ba (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - この話ってスカッとしますね!更新頑張ってください (8月6日 14時) (レス) id: 6ed501a3ba (このIDを非表示/違反報告)
菊水(プロフ) - 私も、鬱病を患っております。毎日辛いです…ですがお互い頑張りましょう (2020年9月9日 12時) (レス) id: 0e780aa7b5 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - ちょ、え、終わり!?うそ!? (2020年7月4日 7時) (レス) id: 861c081a5e (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - 終わった!????え!????これからじゃん!!!!!!!??????? (2020年6月20日 17時) (レス) id: 4003dde1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狂桜 | 作成日時:2020年1月29日 18時