抗います【鬼滅の刃】

第拾捌話 ページ20

胡蝶「だと思ったんです。だって、Aさんがあんなに怒ってるのは初めて見ましたし、私はAさんを信用していますから」

ん？

この女神なんて言った？

信用してる？

私を？



感謝感激雨嵐！！！！！！

あんな重大イベント起こってなお信用してくれるとは！！！

ありがたや…

『…私が、嘘を吐いてるとは思わないんですか』

胡蝶「まさか。だって、普段温厚で静かなAさんがあんなに声を張ってたんですよ。あんな感情的になってくれて…そんな優しい人を、疑う人間がいるものですか」

やっぱこの人女神だ。

やばい涙出そう。

耐えろ私の表情筋！！！

胡蝶「Aさん、ありがとうございます。

Aさんの言葉から察するに、私を貶したのは桃原さんの方ですね？

庇ってくれたんですね、本当に貴方は優しい人。

本当に、ありがとうございます」

『…私が嫌だっただけです。胡蝶さんの努力を、ずっと見てきたから』

そう言うと、私は胡蝶さんに抱き締められた。

柔らかくて、いい匂い。

私今日死ぬのかな？

第拾玖話→←第拾漆話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す