ヤクザの中のプリンセス~泣く事,笑う事を無くした君~【修正中】

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ーー村上の車の中ーー


あんな事があった後やからお互いに口を開かない。気まずい…

なんか話題…


貴「…なぁ大倉から聞いた？」



信「あぁ〜聞いたで」



貴「お世話になります」



信「よくあることやん」


何か悩んだり腹立ったりするとすぐ雛達の家に転がり込む

1種の癖みたいなもんなんかな…



信「ついたで」


貴「ん」


車から降りて玄関を開けると


「「おっかえり〜」」


何も知らない


7人が笑顔で私を迎える


でも長い間いたからどんなに笑っても


分かってまうんやな


裕「なんかあった？」


貴「もうあんたらしか信用できひんかも」


笑顔で言った


隠せるわけないよね


裕「どしたん。またしげと喧嘩したん？」


呆れ気味に聞かれる

そうや
大抵はしげと喧嘩したりしてここ来るんやっけ


貴「してへん」



信「藤ヶ谷やんな」



貴「うん…」


思い出すだけで吐き気がする

頭が痛い



亮「藤ヶ谷となんかあったん？」



貴「ん…」



忠「でも無理して言う事ないで」



章「俺等待つで？それに夏休みやし」



す「そうやで、待ってるから」



これが大人組の優しさなんや
いつも信じて待っててくれる


貴「ん…ありがと」


隆「Aには笑顔が1番やで！」


クシャっと頭をなでられる


なんでだろう


男の人に触られるたび


恐怖心がうまれる…


丸やん丸やで？


男やから？男は皆そういう可能性あるから？


なんで？


自分が憎い。自分をこんなんにした


藤ヶ谷が憎い。


裕「A…」


淳太達なら


大丈夫かな？


貴「話すよ…後ってめんどくさいやろ？」


裕「お前がそれでええなら」


貴「ええの」


す「んじゃ玄関やとあれやから」


リビングに移動する事にした。


どこから話せばええの？


入学式から？遊んだときから？


家に行ったときから？


図書室に行ったときから？


貴「どこから話せばええの？」


す「じゃぁいつ仲良くなったん？」


私は入学式から図書室のときの事まで


全て話した



裕「A…お前…」






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