【9】惚ける ページ9
(貴)「えぇ。(戸惑)
...って！せ、先生！お金私が払いますよ！
先生！！」
(ルー)「いいよいいよ、気にしないで。」
Aは何故かお金を払おうとしているルーピンの手を掴んだ。
ルーピンはﾋﾟｼｯと固まる。
(貴)「私の買い物なので！」
ジﾝ...と彼女の手の温度が手に伝わってくる。
(ルー)「...いや私に払わしてくれないかな。」
(貴)「いやいやいや...」
(ルー)「ね？」
ルーピンはAの手の上に自分の手を被せる。
そして優しく微笑んだ。
(貴)「えええ...。
わ、分かりました...？」
Aは手を抜こうとする。
その瞬間、一瞬だけ、大きな手にｷﾞｭｯと握られたような気がした。
_
(貴)「ありがとうございました！！」
二人はダイアゴン横丁を出た。
歩いている時もルーピンは気づかれないように
Aの横顔を見つめる。
__
_____
その日の夜、
ルーピンは自分の部屋の椅子に座り、
惚けていた。
(ルー)「ふぅ。」
そして今日の事を思い出す。
可愛かったな。
今日一日良い教師でいれた自分を褒めて欲しいもんだ。
...彼女の手。
というより彼女はとても小さくまさに"可愛らしい"
私が本気を出せば彼女は手も足も出なく、
好きにやれるだろう。
...いや今のは流石に失礼だ。
と思ってはいるが、
ぼー...っと体が熱くなるのが自分でも分かる。
一目惚れとは恐ろしい、
一目惚れという事は第一に顔が好みという事だ。
なので彼女の顔を見る度に身体が熱くなってしまう。
(ルー)「好きだ...A。」
日に日に、Aを見る度に、
彼女を自分のものにしたいという独占欲が強くなる。
__次の日
(貴)「今日最後の授業は箒かあ」
(ハー)「貴方とても上手だったわね、
いつかハリーと一緒にクディッチ出れるんじゃない？」
(ハリ)「ほんと？！」
A達四人はフーチ先生がいる訓練所へと向かった。
前回の飛行訓練の授業では、
転入して間もなくで慣れない環境にも関わらず、
Aはハリーと同じように空高くまで飛び上がったのだ。
フーチ
(フー)「おはようございます！みなさん！」
「「おはようございますフーチ先生！」」
(フー)「今日は前回と同じように自由に空を飛び、
技や磨いたり、苦手な事にチャレンジしてください！」
パンｯ!!と大きく手を鳴らす、
そしてまた大きな声を出した。
(フー)「さぁ！飛んで！」
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桜丸 - とても面白くて好きです！ (2022年9月13日 21時) (
レス) id: 75df0a1d2c (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - 蟲猫さん» わああありがとうございます！！(涙) (2022年9月6日 15時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
蟲猫 - とても、面白ろかったです。ルーピン先生が尊くって、読んでいて幸せです。(尊い)(* ´ ▽ ` *) (2022年8月27日 8時) (レス) @page11 id: 90785db29e (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - タマロワさん» ありがとうございます！！頑張ります！！！！！！ (2022年8月5日 14時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
タマロワ - とっても面白いです！続きだしてくれたら穴掘って喜びます！←？ (2022年7月6日 17時) (レス) @page11 id: a9dbdf14eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぜなつ | 作成日時：2018年5月9日 22時
