【7】曲がった杖 ページ7
(ルー)「うーん...やっぱりなぁ」
(貴)「...え！ な、何ですか？？？」
Aから受け取った杖をまじまじと見たルーピンは
少し困ったように言った。
(ルー)「さっきの授業でまさかと思ったんだけど、
この杖...曲がっているね。」(本当)
(貴)「え゛
曲がっ...えｪ...
え？」
(ルー)「長く使ってるものかい？」
(貴)「は、はい。一応...。
でも曲がってるなんて...。知らなかった。」
ルーピンはAに杖を返した。
Aは「うっそお...」と嘆いた。
(貴)「せんせ...どうしましょう？」
可愛い。
(ルー)「そうだね。
曲がっていたら呪文を使う時に何か支障が出るかもしれないから、新しいのを買った方がいいのは確かだ。」
(貴)「そ、そうですか。」
シュンとなっているAに
ルーピンは抱きしめたくなる気持ちをブチ殺して
優しく声をかける。
(ルー)「ここの生徒が行っている杖のお店に、
連れて行ってあげようか？」
(貴)「え！？」
(ルー)「まだ慣れていないだろう。
私が連れて行ってあげるよ。」
(貴)「で、でも先生も忙しいんじゃ...」
(ルー)「今すぐってわけじゃないし、
私もそのくらいの時間は作れるよ。大丈夫。」
時間は作れるよ__君のためなら。
という言葉は心に隠して。
(ルー)「どうかな？
それに君、新入生だろう？
私と仲良くなる口実だと思ってさ。」
Aをじっと見る。
こんな近くに君がいるだなんて。夢のようだ。
(貴)「じゃ...じゃあ...
お、お願いします！！」
(ルー)「いい子。」
ルーピンはAの頭に手をポンッと置いた。
多分暫くこの手は洗わないだろう。(洗いましょう)
___Aは「ありがとうございました」と
ルーピンの部屋を後にした。
(ハリ)「おかえり！
何だったの？」
(貴)「待たせてごめん！！
えとね、杖が曲がってたみたい...。」
四人は次の授業の教室に向かって歩き出した。
(貴)「ルーピン先生って本当に優しい先生なんだね。」
(ロン)「次の授業の奴とは大違いだぞ。」
(ハー)「スネイプ先生ね。」
そう話しているうちにスネイプの教室に着いた。
_____そしてそこから
丸一日色んな授業を受けたAは談話室で「ふう」と息をついた。
(貴)「クシャミしたら減点されたんですけど。」
(ロン)「んふふっ笑笑」
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桜丸 - とても面白くて好きです！ (2022年9月13日 21時) (
レス) id: 75df0a1d2c (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - 蟲猫さん» わああありがとうございます！！(涙) (2022年9月6日 15時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
蟲猫 - とても、面白ろかったです。ルーピン先生が尊くって、読んでいて幸せです。(尊い)(* ´ ▽ ` *) (2022年8月27日 8時) (レス) @page11 id: 90785db29e (このIDを非表示/違反報告)
かぜなつ(プロフ) - タマロワさん» ありがとうございます！！頑張ります！！！！！！ (2022年8月5日 14時) (レス) id: a3359051b3 (このIDを非表示/違反報告)
タマロワ - とっても面白いです！続きだしてくれたら穴掘って喜びます！←？ (2022年7月6日 17時) (レス) @page11 id: a9dbdf14eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぜなつ | 作成日時：2018年5月9日 22時
