甘い悪魔に注意報 【吸血鬼】【歌い手】

blood 14 ページ17

そらる「さて、本題だけどね」




今まで穏やかだった雰囲気が一気に暗くなる。






そらる「Luscious bloodの持ち主が見つかったんだ」






Luscious bloodって。




貴方「こないだ話してくれたやつですよね、」





いやでも、何でそれを私に報告するんだろう。








まふまふ「君だよ、Aちゃん」









.









.









貴方「え、」





私が、？





そらる「だから、あのとき話した契約のこと。果たしてほしいんだ」





貴方「果たすって、」








なに、なんなの。









そらる「俺達と契約して」









瞬きをした先輩の目が、紅く光った。




びくっとして周りを見ると、全員の瞳が赤色になっている。








なんか、まずいかも。








身の危険を感じた私がとった行動はひとつ。









貴方「で、できません！！」






全力で部屋から走り抜けた。









お願い追ってこないで！









階段を降りて後ろを振り返ると天宮先輩が来るのが見えた。




天宮「こらこら、逃げないの」







貴方「無理ですよ！」






あんなの逃げるに決まってる。








私が思わず駆け込んだ部屋は、

blood 15→←新作ですよー！(作者から)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す