【漫画】友だちになって！広瀬くん

Toad lily. ページ38

世界中の美しい物を集めては、自分だけの「美術館」を作る為、自分の館にコレクションする男がいた。

そんな男は、ある少年に出会う。

顔立ちが美しいわけではないのに、彼を構成するあらゆるものが絶妙なバランスで調和し、少年そのものを芸術に仕立て上げ。
なぜだが美しいと思わせてしまう、不思議な少年であった。

そんな異質な美を持つ彼に、男はこう名付ける。

「Toad lily」

ヒキガエルのような百合、という意味を持つ、ホトトギスという花の名。

パーツパーツをとって見れば到底美しいとは言えないだろうに、見る者は皆どうしてか美しい存在だと呼んでしまう、奇妙な少年を呼ぶには打って付けの名前だった。

おかしな拾い物をした、と笑っている男は、まさか自分がこの少年に恋するなんて！

はじめこそからかって付けたこの名の本当の意味に毒されることになるとは、思いもしなかったのである！





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な〜〜んてパロがあっても面白くないですか！？？(突然)

広瀬趣味の服着た間田描いてたら、本編さえ進んでいないのに、物語を思いついてしまいました。

このパロの中で、間田のテーマは｢異質な美｣です。

決して美しい顔立ちではないのに、なぜかその存在自体が美しいと思わせる、独特な中毒性を持った子だといいなと思います。
美しくないのに、美しい。
どこまでも芸術的で、その相反した魅力を同時に持ちうる気味の悪さから「カエル」という一般的に気持ち悪いと捉えられるものを使いました。

実はここからがこの話の味噌なんですけど、ホトトギスの花言葉は「永遠にあなたのもの」です。

髪で隠れている通り目だって片方しかない、癖の強いザラついたカラス色の髪に、骨ばった歪な体。

こんなものが美しいわけがないのに、なぜ美しいと感じるんだ！

と憤慨する伯爵広瀬に、少年間田が「あなたが授けた名のとおりに。僕は永遠にあなたのものだ」と告げて、自分の美術館の中には自分が美しいと認めたものしかあってはならないのに、それでもこの美しくない少年は永遠にわたしのものなのだ、という矛盾した事実に毒され、おかされ、そんな歪な魅力に熱を上げ 恋に落ちてしまえばいいと思います。
自分の付けた「Toad lily」という名に返り討ちにされるように。


あ！このパロはあくまで二次創作ですからね！本編では広瀬と間田はホ モじゃないです！

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