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ハイヒールで蹴られたのだろう、ジンジン痛む足。

なるべく自力で歩こうとするのに、どうしても彼の肩を頼ってしまう自分がいた。



そのまま、医務室?代わりの小さい部屋に入る。



平野っちは私を椅子に座らせると、

「スタッフさんに事情説明してくる」

と部屋を出て行った。



たくさんの人に迷惑かけちゃったな。


一番最初は冷と彰のシーンだからどちらにしろ撮影はできてなかったけど。


ぼんやりとした頭でそう考える。





すると、

「水沢さん大丈夫!?」

助監督さんが血相を変えて入ってきた。

後ろから彼も続いて入ってくる。



「撮影は一旦中断して別のシーン撮るから。あと2時間はかかるかも、それまで休憩しといてね」



…なんて優しい方たちだろう。


制止も聞かずに勝手に飛び出して行ったのに、そのことについては何も触れない。



「…私のせいでご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした…、」



心底申し訳なくて深々と頭を下げる。



「いいえ、悪いのはあのスタッフだから…ほんとに困ったものね」



眉を顰める助監督。



「平野くんも無事でよかったわ」

「2人ともちょっとすぐに撮影は無理だと思うし、次のシーンまで休憩ね」



優しい助監督の計らいで突然入った休憩時間。


しかもなぜかこの部屋。


2人きり。


足の痛みを掻き消すように心臓がうるさく鳴り始める。
取りあえず落ち着け、そう言い聞かせるけどなかなか胸の鼓動は止まらない。



そうだ、水飲もう。



そう思って仮眠を取ろうと寝転んでいた座椅子から起き上がった瞬間、


「…あのさ」

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(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます!!きゅんきゅんだなんて恐縮です…笑 平野くんと主人公ちゃんは最終的にくっつきましたがいかがでしたでしょうか…楽しんでいただけていると幸いです!まだ番外編を書く予定ですのでぜひ読んでくださると嬉しいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 0912b5ffef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 舞さんはじめまして。きゅんきゅんしながら読ませてもらってます!平野くんと主人公ちゃんがくっついてくれることを願ってます。笑これからも更新頑張ってくださいね! (2021年1月11日 11時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年12月2日 20時

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