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「…え?続編?」
思わず間抜けな声が漏れる。
「何、嬉しくないの?」
あのお酒の一件からすっかりサディスティックモードに突入してしまった酒井さんに頭を小突かれる。
「…いや嬉しいですよ!!」
今回酒井さんが持ってきてくれたお仕事の話は…『氷に、隠す』の続編映画だった。
なんでも、前作が予想を上回る大ヒットだったためらしい。
バラエティでも話題になったことだし…ということで、前作公開当初から視野には入っていたようだけど。
「……………………」
決して嬉しくないわけではない。
嬉しいに決まってる。
個人的にも大好きだったあの物語の続きを紡げること。
嬉しいんだけど!!!!!
「…どうせAのことだから、平野くんとの共演気まずいなーなんて思ってるんでしょう」
「まあ出なくても死にはしないわよ?代役が立つだけ」
そうでしょうけど。
そんな淡々と言われると逆に傷つくんですよ。
あの優しかった酒井さんはどこ行ったんですか!?!?
「…あのね、あれだけ言ったにも関わらず酒飲んで酔い潰れてイケメンに家まで送らせるなんてことしでかしてあんたに同情の余地ないからね」
私のジトっとした視線に気が付いたのか、一刀両断される。
ひでぇ!!!!!!!!!!!
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舞(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます!!きゅんきゅんだなんて恐縮です…笑 平野くんと主人公ちゃんは最終的にくっつきましたがいかがでしたでしょうか…楽しんでいただけていると幸いです!まだ番外編を書く予定ですのでぜひ読んでくださると嬉しいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 0912b5ffef (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 舞さんはじめまして。きゅんきゅんしながら読ませてもらってます!平野くんと主人公ちゃんがくっついてくれることを願ってます。笑これからも更新頑張ってくださいね! (2021年1月11日 11時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞 | 作成日時:2020年12月2日 20時