【d!】RPGかと思ったら乙女ゲームだった (ページ14)

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黒い人たちと今生の別れを告げ(大嘘)

私は今、宿泊施設に入った。

入ると、すぐ男の人が駆けつけてくれた。

？｢こんばんわ！今日からここに泊まる人ですね？寮が決まるまでの短い間ですが、よろしくお願いします！！｣

手を掴まれぶんぶん振られる。きっと係のひとなのだろう。

にしても、元気いいなこの人。

係｢あ！僕としたことが案内を忘れていました！すみません！では、案内をさせてもらいますね！｣

｢は、はい。｣

係｢〜〜〜で、ここは〜〜〜〜です！朝食、昼食、夕食はここの食堂で食べられます！朝食は、6時半から7時半まで、昼食は、12時から13時半まで、夕食は、18時から21時までです！ちなみに、この時間を過ぎてしまうと、ご飯を貰えないのでしっかり時間は守ってくださいね！あ、購買は24時間やっているので、間に合わなかった場合は購買で買うのもありですよ！｣

｢なるほど…｣

そう返事をする。

聞くにここはかなり整備が整っているらしい。朝昼晩の食事も出るし、購買もある。加えて、コインランドリーなどもあるらしい。ここに泊まっている間は、コインランドリーは無料で利用できるらしい。ありがたい。

係｢はい！これは鍵です！｣

そう言われて、カードキータイプの鍵を受け取った。

係｢僕はこれで！何かあれば、部屋の電話から呼んでくださると助かります！では！｣

最後まで、元気な人だったな。

カードキーの番号を確認し、部屋へ行こうとエレベーターに乗った。

閉めようと閉めるボタンを押そうとすると、前から人が走ってきた。

？｢待ってくださーい！乗せてー！｣

直ぐに、閉めるボタンから開けるボタンに切り替える。

走ってきた人が、入ってきたので閉めるボタンを押す。

？｢いや〜、助かりました！｣

｢いえいえ。｣

よく容姿を見てみる。

水色のふわふわの髪に、ぐるぐるの瓶底メガネ。

なんか、見たことあるなと凝視していれば、その人は顔を赤らめた。

？｢？？ぼ、僕の顔になにか着いてますか？そんなに、見つめられると照れるんですけど…｣

照れてるのか、可愛いな。くっそ、めっちゃ顔イケメンやん。ずるっ。(急な関西弁)

｢…あぁ、すまない。｣

できるだけ、感情を表に出さず言った。

……

沈黙が続く。何故か、気まずい空気になっていく。

？｢…あ！僕、チーノ、チーノ・シーファと言います！｣

チーノ…チーノ…あ！！！！

こいつ！！

隠しキャラだっ！！！