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彼がトイレに行ってる間にテーブルの上にあった携帯が光ったんだ。





見なきゃ良かったのに私の目は私の意志とは裏腹に彼のスマホのディスプレイに行く。






そこに見えていたのは...








かな"今日は何時頃帰ってくるの?"


かな"晩ごはん何がいい?"







たぶん晩ごはんの話をしているから奥さんである人からのLINE。





時が止まったような気がしたんだ。





でもなぜか彼を憎むことはできなくて。







永瀬くんの家は相当なお金持ちなはずだし、こんなにもイケメンなんだもん。



奥さんがいたって不思議じゃないじゃん。



私なんかの隣にいる人じゃないじゃん。






そう自分の心に言い聞かせるけど結局はショックを受けてるのを認めたくないだけ。







逃げるようにして出てきたアパートを改めて振り返って見た。






『...ばいばい』






その言葉にはもう一度も会わないっていう決意も含めて。







そっと目から落ちた1粒の涙は降り止まない雨に混ざって地面に落ちた。

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永瀬廉LOVE - 私は、廉が好きなのでとても良かったです (2019年3月22日 13時) (携帯から) (レス) id: 3696e247e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩 月 | 作成日時:2019年3月17日 20時

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