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それは大雨の日だった。
ある程度仕事が終わりスマホを見ると久しぶりに見る彼の名前が表示されていた。
廉"今日会えへん?"
彼からLINEが来るのは1ヵ月ぶり。
私から送ることなんてほとんどないからすごく久々のやりとりだった。
彼に会えるってなっただけでこんなにも疲れがいなくなるなんて自分でも苦笑いしちゃう
私が
"大丈夫だよ"
と返すと即既読が付き急にディスプレイに着信の文字。
びっくりしすぎてスマホを落としそうになった。
まだフロアの自分のデスクにいたので小声で電話に出る。
『はい』
廉"仕事中?"
『ううん、今終わったところ』
廉"じゃあ会社の前で待っとる"
そう言ってぷつっときられた電話。
自分の要件だけ言って切るの変わらないなあなんて思ったけど
『(今、会社の前で待ってるって言ってたよね...)』
そんなことを考えてる暇なんてなかった。
いつもの倍の早さでデスクを片付け、フロアにまだ残っていた人たちに
『お先に失礼します』
と言ってフロアを出た。
私は急いでリップを塗り直して髪を整え高鳴る気持ちを抑えながら彼の元に向かった。
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永瀬廉LOVE - 私は、廉が好きなのでとても良かったです (2019年3月22日 13時) (携帯から) (レス) id: 3696e247e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩 月 | 作成日時:2019年3月17日 20時