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you side
樹くんが素直になってくれたから。
じゃあ次は....私の番だね。
『樹くん、私の話聞いてくれる？』
一方的に抱きしめられてた形だったのを私からもぎゅっと想いを込めて抱きしめ返した。
「何、？」
『私、女としての魅力ないかなぁ......』
やっぱり顔が見えなくても恥ずかしくて、聞こえるか聞こえないかくらい小さな声になっちゃったけれど、
それはちゃんと樹くんの耳に届いたみたい。
すると、
「っそれさぁ！！！」
さっきまでの空気はどこへやら。
ぎゅっと抱きしめていた腕をグイッと引き剥がされて顔を覗かれた。
「ないわけねぇじゃん、
え、嘘だろ？逆にないと思ってたの？
さっきも聞こえて思ったけど。」
何それ、急に流暢に話し出すじゃん。
負けじと私も口を開く。
『だって全く手出してくれない。
チューだって付き合った時以来してな....んっ、』
けどその言葉は樹くんに食べられちゃった。
「なに、これで満足？」
『なっ、なんでそういつもいきなり、！』
「手出さないんじゃなくて出さないように気張ってんの、わかる？」
『、なんで？』
「は、なんで？え、今なんでって言った？」
言ったよ聞いてたでしょ！！
って心で悪態つくけど文句言ったらまた怒られそうだから口を紡ぐ。
「俺の勝手な思いで傷つけたくないの、
ちゃんと考えてるから心配しなくても、」
大丈夫だからって再び抱きしめてくれたけど、
やっぱり納得いかない。
樹くんの勝手な思いじゃないのに......
『樹くんの女だって分からせてくれないとわかんないよ、』
ねぇ、私の不安な気持ち伝わってる？
「っ、お前俺がどんだけ我慢してたか分かって言ってんの？」
そんなの.....
『我慢なんてしなくていいのに、』
そう言うと、樹くんの目の色が変わった。
「あぁ、もう知らねぇ。
嫌だっつってもやめないから。」
そう言って寝室へと腕を引かれた。
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ケン(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めちゃくちゃ面白かったです！更新ずっと楽しみにしてました！改めて読み返したいなと思いますっ！これからもミナさんのペースで頑張ってください！ (2020年4月14日 0時) (
レス) id: cc4dc4bf2c (このIDを非表示/違反報告)
なじゅ - 続きが楽しみすぎて、わくわくしてます！更新待ってます♪ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 15ed7e2a70 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 私もラフスト行きました!!姫林檎ではじゅりがこーちにシェイカー教えてもらってたけど現実ではこーちがじゅりにマラカス教わってましたね(笑) (2019年11月5日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - つくもさん» 分かります。めっちゃ尊い... (2019年11月3日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 今の展開好き... (2019年10月20日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年9月26日 20時
