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you side
そのあと、日替わりランチを食べた優佳さんはやっぱり行くより、電話の方が早いとお母さんに電話をかける為..
外へと出て行った。
どうなるんだろう、
あぁは言ってくれたけど、でも...
そんな小さな約束じゃない。
きっとお母さんの中で、一世一代の約束に違いないのに。
大「大丈夫、優佳さんならなんとかしてくれるよ」
気づかぬうちに震えていたんだろう掌を、大我さんが優しく握ってくれた。
・
優佳「A。電話、ほら、」
しばらくして、戻ってきた優佳さんは楽しそうに電話をしながら笑っていた。
『え、？』
優佳「いいから、！」
無理やり渡された電話を耳に当てると、久しぶりに聞いたお母さんの声で耳がくすぶったかった。
"A？''
『お母さん、、』
"いきなり優佳から連絡来るから何かと思ったら...
大事なことは自分の口で言いなさいっていつも言ってるでしょ？"
いつものようにハキハキとしたよく通る声が頭に響いた。
『ごめんなさい、私その...』
"はぁ...違う。
違うのよ。
謝らなきゃいけないのは私の方なのに。
いつもいつも我慢ばっかりさせてごめんね？
優佳に怒られちゃった。"
『え...？』
ごめんね、
お母さんからそんな言葉が出てくるなんて想像もしてなくて思わず声が漏れた。
"だってあなた、いつも何にも言わないんだもん。
私がこうしなさい、って言ったら黙って頷くだけ。"
"忙しいのはもちろんあるけど、一人で暮らすようにして自分のことは自分でやらせたら..
少しくらい自分の意思で動くのかなとか思って放ったらかしたのよ。"
『そう、なんだ...』
てっきり、お母さんは仕事のことばっかりで私のことなんてどうでもいいんだと思っていた。
小さい時から、
お父さんが死んでからはずっと仕事ばかり。
学校の参観も運動会も全部、優佳さんが来てくれてた。
"....素敵な人に出会ったんだって？"
『あ、うん、そうなの...』
苦手な母親との会話。
でもどうしても譲れないことがある。
樹くんのことは私がどうにかしなきゃいけない問題。
"それで？Aはどうしたいの。"
私...私は、、
『樹くんと、樹くんと一緒にいたい。
お母さんの...
決めたレールの上では生きたくない、！』
言った、ずっと心のうちに秘めてた思い。
言いたくても怖くて言えなくて、
もう私の人生はお母さんにあげよう。
なんてことを、いつしか決めたときだってあった気がする。
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ケン(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めちゃくちゃ面白かったです！更新ずっと楽しみにしてました！改めて読み返したいなと思いますっ！これからもミナさんのペースで頑張ってください！ (2020年4月14日 0時) (
レス) id: cc4dc4bf2c (このIDを非表示/違反報告)
なじゅ - 続きが楽しみすぎて、わくわくしてます！更新待ってます♪ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 15ed7e2a70 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 私もラフスト行きました!!姫林檎ではじゅりがこーちにシェイカー教えてもらってたけど現実ではこーちがじゅりにマラカス教わってましたね(笑) (2019年11月5日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - つくもさん» 分かります。めっちゃ尊い... (2019年11月3日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 今の展開好き... (2019年10月20日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年9月26日 20時
