67話 ページ20
you side
椋「は、はい！向坂椋、中学3年生です。演劇経験はありません。」
天「素人ばっかりかよ。こんなんで、本当にオーディションになるのか？」
い「最後は天馬くん」
天「今更紹介なんて必要ないだろ。さっき、言った。」
「年上に礼儀、は？」
天「…皇天馬、高校2年。役者としては15年…舞台経験はなし」
い「なし？一度も？」
天「オレ、基本映画メインだから」
一「かー！かっけー！テンテンの両親も映画スターだし、番宣とかもほとんど出ないよね！」
天「…まあな」
じゃあなんでわざわざ演劇に…まぁいいや…
「それじゃあ今から簡単な課題やってもらいますね」
天「課題って、この舞台の上でやるのか？」
「そうですけど」
天「…課題なら問題ないか」
い「どうかした？」
天「いや、なんでもない」
い「？」
「それでは、おはようっていうセリフを喜怒哀楽の四つの感情で言ってみてください」
い「じゃあまず幸くん」
幸「はーい」
幸『おはよう』『おはよう！』『おはよう…』『おはよう〜』
幸「こんな感じ？」
い「うん、そうそう」
度胸はやっぱ幸の強み。勘もいいんだろうな。
やっぱ幸をスカウトして正解だった！
い「じゃあ、次は…」
天「学生レベルだな」
幸「はぁ？さっきから、いちいち」
「天馬くん、オーディション中です。勝手な私語は普通しないものでしょう？それも守れないかしら」
天「ふん」
「ごめんなさい、次は一成さんお願いします」
一「ういー。えーと、喜怒哀楽だっけ。まずは…」
一『おはよう！』『お・は・よ・う』『おはよ…』『よー』
い「セリフは変わってるけど、まあいいか」
表現しようって考えている感じだな…のびるかも
天「今のもありとか、ゆるすぎ」
幸「…うざ。」
天「あ？なんか言ったか？」
「そろそろブチギレそうなんだけども？」
支「ひいいい！」
い「支配人がビビってどうするんですか！はい！次は椋くん！」
椋「は、はい！」
椋『お、おはよう』
い「今のは喜びの表現？」
椋「あ、あの、すみません！」
「ううん、謝らなくて大丈夫だよ。」
い「そうそう！自信もってやってみて」
椋「はい…」
椋『おはよう』『おはよう…』『おはよう』『おはよう！』
い「うんうん」
繊細な演技する子だなぁ…これは他の2人とは違う個性。強みになる！！
天「はぁ…」
椋「！！す、すみません…」
い「え？どうしたの？謝らなくていいよ？」
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向日葵 - 湊さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！中々更新速度が上がらなくて申し訳ないですが、引き続き応援してくださると嬉しいです！ (2021年4月11日 0時) (
レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
湊 - めっちゃ好きです！！！続きが気になります！！！これからも応援してます！！！ (2021年4月7日 16時) (レス) id: cf9f44b425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年3月22日 23時
