19話 ページ21
そらside
Aが疲れた顔で教室に戻ってきた
空「お帰り笑大丈夫？笑」
「皆全力すぎ…お腹すいた無理ぃ…ご飯食べよぉ」
「でも教室いるとまた来るし…雨で屋上いけないし…」
そう言いながら項垂れている
空「それなら体育館の入り口のところは？屋根もあるし笑」
「それだ！早く行こ！笑」
そう言ってAは僕の腕を引っ張っていった
「やっとのんびりご飯食べれる〜」
大好きらしいイチゴミルクを飲みながらAは足を伸ばす
空「Aはなんでバスケやめたの？」
「え？」
Aは驚いた顔をした
本当は聞くつもりはなかった。
でもAはさっきバスケをしている瞬間、今までで1番いい顔をしていた。すごく楽しそうだった
あのプレーをするためにどれくらい練習したんだろう。何本のシュートを打ってきたんだろう
そんなバスケが好きな人が、バスケを離れちゃだめだと思った。
空「さっきのA、本当に楽しそうだった。バスケが大好きって顔してた。なのにバスケから離れようとするってことは何かあったんだろうなって」
「そんな楽しそうにしてたかな〜？笑」
Aは照れ臭そうに笑う
「そうだね〜笑うちのトラウマの話聞いてくれる？」
そう言ったAの目は少し潤んでいた
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主人公side
空はただ私の話を聞いてくれた
怪我をしたこと
その事で自分に対しての周りが考えている内容を知った事
自分はチームメイトではなく、勝つための道具に過ぎなかったこと
そして私はそこから逃げた事
「これが全部かな笑」
空「…そうだったんだ」
「なんでだろうね笑自分ではもう蹴り付けたはずなんだけどなぁ笑」
空「もう一回バスケ…してみない？」
「え？」
空「場所を変えてやってみたら変わるかもしれない！バスケをやっているのはそんな最低な人達だけじゃないよ！」
私ははっとした
自分にはあそこしかないと思っていた
あのチームでしか居場所がないって
もう一度一から作ればいいんだ
空「！？ごめん！うまく言えなかった！？」
「なんで？どうしたの？」
空「だって、A…泣いてるよ？」
そう言われて自分の頬を伝う涙に気が付いた
「空がそう言ってくれたから楽になったんだよ？ありがとう」
すると空は私の顔を自分の肩に乗せた
「どうしたの？」
空「泣いてるのみられたくないでしょ？A変な所で強がりだから」
隠してくれたんだ…
今は空の優しさに甘えることにした
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向日葵 - シオンさん» ありがとうございます！引き続き応援のほどよろしくお願いします！ (2020年4月18日 0時) (
レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
シオン - とても素晴らしい作品です。 (2020年4月11日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - ふうさん» アニメですね！バスケのアニメがやるというので気になって見てみた感じです！笑買いたいと思ってるんですよね！笑嬉しいです！中々台詞などをアニメを見て持ってくるのに時間がかかるので更新は遅いですが、ぜひこれからも見てください！ (2020年4月9日 0時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
ふう - ふうです！ あひるの空はアニメで見たのですか？ 漫画でですか？ 漫画を読んでないならおすすめします！チョーおもろいので♪ 初めてうらつくで読んだのがこれで おもしろかったです！ (2020年4月8日 8時) (レス) id: f1937706d4 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - shibuyuさん» ありがとうございます！！頑張らせていただきます！ (2020年3月26日 23時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2019年12月18日 23時
